今週は、大手町にある投資銀行のインターンシップに行っている娘。一週間のプログラムは盛りだくさん。日銀、東証の見学、前線社員による講義、支店の現場実務のオブザーブ…
たった9人のインターンシップ生が相手なのに人事だけではなく、前線の社員を巻き込んだプログラムはかなり手が込んでいます。そこで彼女が出会った人、得た情報、彼女目線のインプレッションを聞くのは中々興味深い。
今朝は、僕も大手町で朝から提案だったので一緒に彼女と電車で行くことにしました。
『私、唯一1年生なんだけど、結構落ち着いてみられるんだよ。色っぽいから、20代半ばくらいに見られるって…』
家では、甘えんぼうで剽軽さ満載で、子供っぽさを多く残していますが、見た目はずいぶんと大人の女性になったかもしれません。
「かっこいい人、いたかい?」
『営業の人は、やっぱり自信もって見た目もキチンとしてる感じだった。管理部門の人たちは管理職でもなんか精彩がなかったかな…』
よく見ています。
「やっぱり、ネイビーのスーツに地味なネクタイ多い?」
『ネイビーは、その通り。ネクタイはそこまで地味じゃない人もいるよ。銀行とは、カルチャーが違うって社員の人も言ってた。コミュニケーションもストレートだって』
そうすると黙って、僕の顔から爪先までをじっと見てくる。
「なにさ、いきなりどうしたのよ…」
『講義をしてくれる社員の人から、僕は君たちから見たらお父さんみたいな感じだろうけど…って言われてさ。お父さんとは違うって。お父さんが、いつも年相応に見られないのも分かる気がする…』
「まあさ、Nちゃんの中高の同級生のお父さんから見たら、実際に若いしさ…それが普通の感じなんだろうね」
『そうなんだよね…』
僕の場合は、両親は晩婚で同級生よりも親は歳を食っていた。とにかく若々しい両親って羨ましいな…という原体験があったこともあり、早々と結婚することに全く躊躇が無かった。
果たして彼女は、その思いの果実を実感してくれているのかもしれない。