Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

左利きの日

昨日、8月13日はLeft Handers Day 左利きの日でした。なんでも、イギリスにあるLeft-Handers Clubが、世の右利き専用に作られている道具を、誰でも安全に使えるようにと呼びかけることを目的に制定した日なんだそうです。


ハフポストでもこの左利きの日についての記事が出ていたのですが。なかで、使いにくい道具の最右翼として出ていたのが、スープバーなどにおいてある右利き専用の「おたま」。まあ、確かに使いづらいですわね。


左利きとして生まれると、右利きの世界に否が応でも適応していかなくてはいけない。道具以外には文字だって右利きを前提に開発されたものだったりします。でも左利きは、利き手の逆も使うことを余儀なくされます。結果として、右脳も左脳も開発される。不便だけど、その恩恵も多く受けているような気もします。


世の中に1割程度しか存在していないとされる左利き。人と同じじゃつまらない、あなたってユニークね・・それが最高の褒め言葉という人種としては、左利きというのはただそれだけで、意義があったりもする。


僕の場合、幼少期に右手に矯正させるべく母親に躾されたわけですが、不器用でちっとも直らなかった。諦めた母親は、ある日僕のための道具を注文してくれました。それはドイツヘンケル製の左利き用ハサミ。5歳の頃だったのだと思います。自宅のポストにハサミが届いていた瞬間からなぜかクッキリと覚えています。


ハサミは左右どちらでも使えます。野球のグローブだって最初は右利き用しか買ってもらえなかったので、野球は左右どちらでも出来ます。算盤は右で三級までやりましたし、毛筆は右手で初段までとった。でも普段書くのは左。マウスは右で動かしながら、左で字をかけるというのはとても便利です。


個人的にいやだなあって思うのは、腕時計を右腕にしていると、ドアノブを右で開ける時にぶつかって時計を傷つけてしまう機会が多くなること。しかも、新調したときこそやってしまうのですよね。