Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

子供遊びが好き

子供の頃から体を動かす遊びが好きです。特に好きだったのは、はさみっこ、ドッチボール、三角ベース。


走る&投げるが複合した遊びですね。中学生に上がるとドッチボールをする機会が無くなったのがとっても残念なことでした。


中学に上がると次第に勉学に身が入らなくなり、授業中に覇気がなかった僕は、時たま隣の公園で遊びにしましょう…と言ってくれる英語のS先生が好きでした。学校の隣には赤塚公園という広々とした公園があり、そこで制服姿でクラスメートと久しぶりに"はさみっこ"に興じたのを覚えています。


終わった後、何人かの女子から『いつもの貴方と表情が全然違う!』と目をまん丸くして言われ、俺って普段どんだけなんかなあ…なんて思ったり。


そして、幾星霜を経てこうした遊びをする機会が巡ってくるわけです。そう自分の子供を通してです。


筋トレと走り込みだけは、常日頃から欠かしていないので、体はシャープに動くわけです。野球、バスケ、サッカー、徒競走、ドッチボール。年増で運動不足のオジさんなんて、ハッキリいって目じゃないです。機動力で振り回しちゃう。そして、今さら気づくわけです。運動の基本は走ることにあるのだ…と。


バッティングは軸が安定しているので飛ぶし、サッカーは言うに及ばず。バスケもそうですね。自由自在に身体がハンドリングできると、精神年齢が子供のママなので、子供並みに遊びに入れ込んじゃう。完全に自分が楽しんでいるわけです。


ですから、親子共同参加のスポーツイベントや運動会は大好きでした。


『みっちゃんのお父さんは、少年がそのまま大人になってしまったような人ね』(子供の友人の母親談)


三つ子の魂百までとはよく言ったものです。中学の時のコメントとかわらんやんけ…


先日、組織の飲み会の折にスポーツイベントをやるかぁなんて話が湧き上がったのです。僕らのボスは、マメにエクササイズしてるのでノリノリ。リスみたいにすばしっこそうなK嬢は、私結構強いっすよ。ドッチボールなどというので、僕のような人間としては嬉々としちゃうわけです。お、社会人でもこういう人いたわね…と。


とはいえ、そんな人は珍しい存在な訳です。みんなが楽しめるか…というと別次元。体を使う子供遊びを大人になってもできたらなあ…なんて思いつつ。組織としての視点では知恵を絞らないといけないのですよね。

ロマンスの神様

夏はパラグライダー、冬はスキーをするために使っている長野県白馬の定宿。いつものように同期の友人とスキーをしようと約束をしていたのだけど、「俺いけなくなった、ゴメン」と直前の連絡。


板はスキー宅急便ですでに送ってしまってある。宿の予約もすませてある。仕方がない。独りで滑るスキーもいいだろう。僕は、愛車のビートに荷物を積んで白馬に向かった。カブリオレのビートだけど、僕はスキー場でもお構いなくこいつで向かっていた。チェーンを持って行けば、別にツーシーターオープンだろうと何だろうが関係ないのです。


深夜に白馬に到着し、数時間の仮眠をすませ朝起きてみるとすさまじい降雪。小さな僕の車はすっかり見えなくなっており、ちょっとしたかまくら状態。幌がつぶれてしまうのであわてて雪かき。「こんな車でよく来るなあ・・」なじみの顔に声をかけられる。


「独りだったら、僕らと滑らないか?」朝ご飯でいつもパラグライダーで一緒になるM社のパーティーに声をかけられた。「もちろんです。お願いします。独りじゃちょっと退屈しちゃいますしね」


僕は、7人パーティーのM社の人たちと滑ることにした。独りで滑ったとしても、それなりに楽しんでしまうのだけど、仲間がいるに越したことはない。


何本か滑った後だったろうか。僕は、YさんというM社のメンバーの一人の子と二人で滑ることになった。よく分からないのだけど、「彼女と二人でこっちのコースを滑ってあげて」とリーダー格の人に言われたのだった。


彼女とは、夏も冬もよく顔を合わせるのだけど、顔を合わせて話をしたことはなかった。もともと饒舌な人ではなくどちらかというと控えめな佇まい。涼しげな顔立ちの中に芯の強さを感じさせる強い瞳。二人でコースを滑り、ペアリフトに乗り午後の時間を夕刻までまるまると一緒に過ごした。そして僕らは宿に戻った。


だいたい、そういう状況におかれたのなら、もっと勘が働いても良いものなのだ。だけど、20代の僕は人の気持ちというものに全く鈍感だった。彼らをよく知る同僚に、何年後かして言われた。M社のYさんが貴方のことをいつも気にかけていたのよ・・と。


そうか、あれは奥手な彼女のために周りが気を利かせて、僕と二人だけになる時間を作ってくれたのか・・涼しい彼女の顔からは、僕はそんな気配はみじんも感じることができなかった。いや、ちょっとは分かっていたのだろうか・・仮に思いを汲むことができたとして、気の利いたことが僕はできたのだろうか・・


独りで行動することは苦じゃないなんていいつつ、自分みたいな人を好きになってくれる人なんて、この世にいるのかしら・・と真剣に悩んでいる自分もそこには確かにいたのです。全くもって救いがたいものです・・ばかばか。


ロマンスの神様」なんて歌だけの話。一方で、心を澄ませてみれば、案外そういう機会はあったりするものです。いまさらロマンスを拾っても仕方がないですけど。

Eltonの歌声

僕たち家族には少々贅沢すぎるような箱根の宿。上質な調度品が置かれた部屋の片隅に置かれていたBOSE Wave music systemにはElton Johnのアルバム「Duets」「Here and There」が添えられていた。


初めて聞くアルバム。落ち着いた部屋の雰囲気にエルトンのピアノが響き渡る。10年前のシステムだが、さすがのBOSE。いい音を奏でてくれる。子供たちも含め僕ら家族は、彼の歌声に一瞬で心を掴まれてしまった。結局、部屋に戻るとこのアルバムを何度も聴いていた。


中でも心に響く歌は「The boarder song」
1970年発表のゴスペルソング。様々なアーティストがカバーをしている名曲中の名曲。出だしのピアノの旋律がもう何とも言えない素晴らしさ。


音楽の趣味が似ているのか、いい曲は時代を超えて誰の耳にもいいと思えるからなのか。30年の年の差のある僕の子供たちの好きな曲やアーティストは、意外とそんなに変わらなかったりする。70、80、90年代の洋楽、邦楽。そして、最近の音楽。


そしてやっぱり、Eltonは素晴らしいねというのが皆の意見だった。

 

 

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人は終生孤独なもの

人は本来生まれてくるときも、死ぬときも独り。誰かとともに生きていたとしても独り。人は、終生孤独なものなのだ・・と寂聴さんは説きます。


結局、自分の心を完全に理解してくれるのは、どこまでいっても自分だけ。話を聞いてわかってくれる人がいて、抱きしめてくれる相手がいて、体で温め合い、結びつける相手がいたとしても、心まで同一になりきることは出来ない。他は己ならず。この道理をわきまえていないと、相手に過度な期待をし、相手も自分も傷つくだけになってしまう。


理解し合える相手がいたとしても、同じである相手はいない以上、そこに孤独というものは自ずから生じるもの。そうなると、自分自身との対話と自愛が大事になってくるのでしょうね。

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可能性を開く鍵

自分自身の新たな可能性の扉を開く鍵は、出会いによってもたらされることが多い。だから、自分を変えたかったら出会う人を変えることだし、自分が変わったことを確認したかったなら、自分の周りにいる人を眺めてみるのがいいのだと思うのです。


あの人に出会えたから、今の自分がある・・


そういう人が何人かいます。それは、心惹かれる異性であったり、尊敬するメンターであったり、自分に見えない「何か」を僕に見出してくれた師であったり。


勇者の冒険とは、自分の中に隠された「才能」という財宝を探す旅であり、それを開く鍵となる人に出会う旅。鍵が手に入ると新たなステージが現れる。そう、まさにリンダ・グラットンが言っているところのマルチステージキャリアの要となる「変身資産」とは、勇者の冒険(クエスト)の定義なのだよね。

ミッショントラブルの教訓

家族総出のロングドライブ。昔はVolvoに家族全員を乗せてロングドライブをしたものですが、子供が大きくなると予定は合わないし、体が大きくなったので車が狭いなどと敬遠されるので本当に久しぶりのこと。芦ノ湖ワインディングロードであわや接触寸前だった大型イノシシとの遭遇の難も逃れ、精進湖から富士の南裾野を廻り込んで、山中湖に戻ろうとしてたときでした。


ふとみると、コンパネの警告灯にメッセージが出ている。「トランスミッションコショウ タダチニテンケンガヒツヨウ」、シフトポジションを示すゲージには「-」の表示。もともと、トランスミッションは滑りが出ていて調子が悪いのですが、よりによってこんな時。


この状態になってしまうと、VolvoのATミッションは3速に固定されたままになる仕様。よって、加速はしないし、トップも伸びない。レバー操作をしてみると、ローギア(L)だけは入るようですから、急な山道はなんとか登れそう。ですが、基本3速だけしか使えないので、ストップアンドゴーの出足は遅いわ、スピードは乗らないわ・・三十日の日にはディーラも空いていません。もとより、開いていても最寄りは甲府ですからね。


ひとまず、周囲に原野しか拡がっていない富士の裾野の一本道で車が致命的なダメージになっていないことを祈りつつ。左足ブレーキで回転数を落とさないようにコントロールをしつつ山中湖にリターン。ブラジルGP初優勝のアイルトン・セナが残り周回でミッションがほとんどだめになり、6速だけで走りきったというのはやっぱり凄い・・(そもそもマニュアルならこんなトラブルなどない)


ゆっくりと夕食をとっているうちに、警告灯はついたままなものの、ギアチェンジは復活したので後は普通に帰ってくることが出来ました。まあ、シフトセンサーエラーや滑りはVolvoでは頻発しているので、ミッションの致命的な故障ではないのだよね。にしても・・

晦日松田聖子さんの歌唱を聴きつつ、これは僕のVolvoと同じだな・・と見ていたのです。


自分の声域が狭くなってしまう。これは、6速ミッションのスポーツカーが3速固定でしか走れなくなってしまったようなもの。加速は悪いし、トップスピードも伸びない。慣れた道を走ってみろと言われても、ミッションが思うように動かない車を相手にすると、今までは気を使う必要のなかった箇所に気を取られて、歌詞もうまく出てこないしリズムにも乗れない。テクニックを活かすことも当然出来ない。


吉高さんが司会をしていた3年前の彼女は、まさにそんな状態。間違える必要もない箇所を間違え、「松田聖子さんのような方でも緊張をするのですね」と言われていたけど、それは緊張のためではなかったのだろうと思う。


3速固定でしか走れないのであれば、それに合った道を選んで走るのが一番。結局、キーを落として音の幅の狭い歌を選んで歌うしかない。とはいえ、キーを下げて歌うと、歌が本来もっていた世界観は全く変わってしまう。同じ歌とはいえど、いつまでも同じキーで歌い続ける石川さゆりさんは、それだけでやっぱ凄いのである。


Volvoの続き。


致命的な故障ではないにもかかわらず、コンパネに警告灯メッセージがランプ点灯とともに表示されるのは実に気分が悪いものです。いろいろと調べると、ディーラーがよく診断のために接続しているODB(On-Board Diagnostics)ポートに対応した診断機を接続すると、エラーチェックとクリアができる。

市販価格もそこまで高くない。通常はディーラーにもっていってエラーを消してもらったり、診断をしてもらうわけですが自分で出来たほうが便利。ということで、ODBポート接続の診断機をAmzonで3900円で購入し、エラーは無事に消去することが出来ました。まあ、ミッション載せ替えは、中古部品を購入しても10万くらいはしますからね。時たま出るエラーメッセージをクリアして、騙しながら乗れるのならそれでいいのです。


いずれにしても、車であろうが体であろうが、備わった機能を全て使えないと気分が悪いし、なにより不便。ケアは怠らず、いつまでもすべてのミッションが使えるようにありたいものです。

 

ロミオとジュリエット症候群

恋愛において何らか障害があった方が気持ちが盛り上がってしまう現象。これはロミオとジュリエット症候群と名付けられている。

 


人は稀少性の高いものに魅力を覚える。それゆえ手に入りづらく障害があるものに執心するのは本能的なものだし、何もそれは恋愛だけに限った話ではないのだろう。

 


もともと人の本能の中には困難なこと、手に入りにくいことに挑戦したいという欲求がビルトインされているのではないか。それがたまたま表出しやすいのが恋愛というだけのことで。

 


だから、選択肢があるのならより挑戦的なモノを選んだ方が後悔は残らない。恋愛は、自分の気持ちを一変させてしまう力がある。同じように、挑戦によって手に入るものは、全く違う自分。その機会を放棄した後悔はずっと残り続けていく。本能に逆らった後悔や喪失感は大きいものだ。

 


自分らしくとは、本能の声に耳を傾けていくこと。一方で、それと引き換えに十字架を背負うことも含まれている。それも含めてのロミオとジュリエットなのだろう。