Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

ミッショントラブルの教訓

家族総出のロングドライブ。昔はVolvoに家族全員を乗せてロングドライブをしたものですが、子供が大きくなると予定は合わないし、体が大きくなったので車が狭いなどと敬遠されるので本当に久しぶりのこと。芦ノ湖ワインディングロードであわや接触寸前だった大型イノシシとの遭遇の難も逃れ、精進湖から富士の南裾野を廻り込んで、山中湖に戻ろうとしてたときでした。


ふとみると、コンパネの警告灯にメッセージが出ている。「トランスミッションコショウ タダチニテンケンガヒツヨウ」、シフトポジションを示すゲージには「-」の表示。もともと、トランスミッションは滑りが出ていて調子が悪いのですが、よりによってこんな時。


この状態になってしまうと、VolvoのATミッションは3速に固定されたままになる仕様。よって、加速はしないし、トップも伸びない。レバー操作をしてみると、ローギア(L)だけは入るようですから、急な山道はなんとか登れそう。ですが、基本3速だけしか使えないので、ストップアンドゴーの出足は遅いわ、スピードは乗らないわ・・三十日の日にはディーラも空いていません。もとより、開いていても最寄りは甲府ですからね。


ひとまず、周囲に原野しか拡がっていない富士の裾野の一本道で車が致命的なダメージになっていないことを祈りつつ。左足ブレーキで回転数を落とさないようにコントロールをしつつ山中湖にリターン。ブラジルGP初優勝のアイルトン・セナが残り周回でミッションがほとんどだめになり、6速だけで走りきったというのはやっぱり凄い・・(そもそもマニュアルならこんなトラブルなどない)


ゆっくりと夕食をとっているうちに、警告灯はついたままなものの、ギアチェンジは復活したので後は普通に帰ってくることが出来ました。まあ、シフトセンサーエラーや滑りはVolvoでは頻発しているので、ミッションの致命的な故障ではないのだよね。にしても・・

晦日松田聖子さんの歌唱を聴きつつ、これは僕のVolvoと同じだな・・と見ていたのです。


自分の声域が狭くなってしまう。これは、6速ミッションのスポーツカーが3速固定でしか走れなくなってしまったようなもの。加速は悪いし、トップスピードも伸びない。慣れた道を走ってみろと言われても、ミッションが思うように動かない車を相手にすると、今までは気を使う必要のなかった箇所に気を取られて、歌詞もうまく出てこないしリズムにも乗れない。テクニックを活かすことも当然出来ない。


吉高さんが司会をしていた3年前の彼女は、まさにそんな状態。間違える必要もない箇所を間違え、「松田聖子さんのような方でも緊張をするのですね」と言われていたけど、それは緊張のためではなかったのだろうと思う。


3速固定でしか走れないのであれば、それに合った道を選んで走るのが一番。結局、キーを落として音の幅の狭い歌を選んで歌うしかない。とはいえ、キーを下げて歌うと、歌が本来もっていた世界観は全く変わってしまう。同じ歌とはいえど、いつまでも同じキーで歌い続ける石川さゆりさんは、それだけでやっぱ凄いのである。


Volvoの続き。


致命的な故障ではないにもかかわらず、コンパネに警告灯メッセージがランプ点灯とともに表示されるのは実に気分が悪いものです。いろいろと調べると、ディーラーがよく診断のために接続しているODB(On-Board Diagnostics)ポートに対応した診断機を接続すると、エラーチェックとクリアができる。

市販価格もそこまで高くない。通常はディーラーにもっていってエラーを消してもらったり、診断をしてもらうわけですが自分で出来たほうが便利。ということで、ODBポート接続の診断機をAmzonで3900円で購入し、エラーは無事に消去することが出来ました。まあ、ミッション載せ替えは、中古部品を購入しても10万くらいはしますからね。時たま出るエラーメッセージをクリアして、騙しながら乗れるのならそれでいいのです。


いずれにしても、車であろうが体であろうが、備わった機能を全て使えないと気分が悪いし、なにより不便。ケアは怠らず、いつまでもすべてのミッションが使えるようにありたいものです。