Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

聖路加礼拝堂とマッカーサー

NHK新日本紀行「東京のアメリカ」

 

東京に点在する「アメリカ」を紹介。福生市にある横田基地は分かりやすい。代々木公園が「ワシントンハイツ」という在日米軍の兵舎・家族用の居住宿舎跡地だったということは初めて知る驚き。

 

 

もう一つ知った史実。

 

 

それは聖路加(ルカ)礼拝堂をダグラス・マッカーサーが毎日曜日に礼拝に来ていたということ。聖路加国際大学は、ドイツ式医療が中心だった明治期の日本において、米国式最新医療を日本に広めるために作られた場所。創立者であるルドルフ・トイスラー博士は米国聖公会。そして、ダグラス・マッカーサーも熱心な米国聖公会の信者であったりします。(プロテスタントが多い米国では珍しい)

 

 

東京大空襲聖路加国際病院のある明石、築地、湊、月島、佃は爆撃を逃れました。それは米国聖公会の信者であったマッカーサーが敢えて爆撃をさけるように指示したとも考えられます。占領後の聖路加国際病院を米軍転用にするという大義名分を置いた上で。

 

 

そう考えると占領後の聖路加礼拝堂の日曜ミサにマッカーサーが家族伴ってきていたのもある意味で必然なのだ・・と考えることが出来るのです。

 

 

ちなみに、マッカーサー大東亜戦争が生じた理由は、ABCD包囲網及び最後通牒である「ハル・ノート」をもとにした日本の自衛戦争であり侵略が目的でなかったと証言しています。その中で敗戦国となった日本を彼なりの哲学で再興させていこうとした。

 

 

マッカーサーは敗戦国の日本において慰めと希望を与える役割を担った存在として認知されたい・・と語っています。そこには、一見強面な風貌の裏に隠されたキリスト教精神の一端を垣間見ることが出来ます。

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