「ほこりかぶった洗面器 たまに銭湯でも行こう 大変なのは僕だけじゃないと 少しは分かるかも」
(槇原敬之 「SELF PORTRAIT」)
左腕から背中に執拗なだるさが残っていたこともあるのだけど、一人の最後の夜。足を向けた武蔵小山 清水湯。天然温泉が満喫できるご近所の銭湯な訳です。正直、銭湯の値段で入るにしては泉質や広さの観点で都内においてかなりレベル高い所です。
当たり前ですが、日曜日の夜ともなると、かなりのお客さんがいます。とはいえ、ここの客質というのは庶民の感じを反映したのと大分違います。
まず、年齢層が若い。見た目20,30代が多いですね。普通ですとお年寄りや子連れの家族が多い感じですが。しかも、均整の取れた体をしていてそれなりの仕事に就いているような独身風情の人が大半であるということ。
時間帯ということもあるのでしょうが、メタボ腹を抱えたオジサンやヨボヨボのお爺さんが殆どいない銭湯というのはちょっと新鮮です。
武蔵小山ってそういう場所だったかなあ…なんて思いつつも、温泉好きな人間にとっては、ご近所で温泉はいるのもたまにはいいものです。冒頭の歌のような雰囲気を堪能するところではないけど。