Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

街の修理ショップでiPhoneを直す

Appleのバッテリー交換後の不具合で、新品に変えてもらったiPhone7。新機種は出たものの、軽量ですし何ら不自由もなく。あと2年は大事に使おうと大切に扱っていたわけです。

 


まあ、そういうときほどアクシデントがあるわけで。家の洗面台の端に電話を置いて、新しく買ってきた日用品を棚に上げようとしていた折、空に近い10cmばかりの小さなスプレーが落っこちてきたわけです。

 


で、見やるとスマホの画面がバキバキに割れている。カバー用のガラスこの前変えたばかりなのに…と思いつつ、よおく見ると地のガラス方がバキバキに割れているじゃあありませんか…

 


しかも、カバーしているガラスの方は無事なのに。よほど当たり所と角度が悪かったに違いありません。超運悪いわ…うぉん。

 


Apple持っていけば新品交換ですが、古いのは回収で交換には時間とコストがかかる。代替機で過ごす不便さは前回いやというほど経験済み…ということで、街の修理ショップで直すことを決断。

 


調べると秋葉原で2,680円で直してくれるところがあったので、そこに決定。

 


秋葉原駅から3分ほどの雑居ビル。行ってみると店員さんは一人。受付をして待っている間は、修理に持ってきた一風変わった人、困った人たちの話をしながらちゃっちゃっと手を動かしていきます。まあ、アキバという場所柄か変わった人がいろいろいるようです。

 


お風呂に入っていないようで、異臭のするオタクの人は中で待っています…っていわれて、あん時は辛かった…

 


ガラスと液晶がやられて、本体交換せずに直せるとのことで持ってきた女子高生。液晶が駄目だったので、パスワードを複数回押してパスワードロックが掛かっている事が分からず、直してみたらそれが判明。本体を消去して設定をせざるを得ないと分かったら、店の中で2時間泣かれて困った…

 

 

 

なんて話しているうちに10分少々で作業は完了。料金は2,680円で口コミ書くとガラスフィルムを貼ってくれるサービスつき。

 


『僕はベテランなんで、作業は早いんすよ』

 


というわけで、これで故障がなければ早いし安いしいうことないのですけど。果たしてどうなることやら…

プルーストの"新しい目"

『本当の旅の発見は新しい風景をみることではなく、新しい目をもつことにある』(プルースト

 


いつも与えられた仕事に不満をいったり、クライアントの要求が大変でとても耐えられないとか泣きを入れてくる人がいるわけです。

 


じっくり話を聞き、一体どんな仕事のやり方をしているのか、クライアントは一体どんな要望を言っているのか、聞いてみるわけです。

 


果たして、当人がこれは凄く大変でとても手に負えません…なんて言っているタスクは、エクセル処理だけで何とかしようとしているから大変なだけで、Accessを使えば僕だったら数十分の作業で済んでしまうものだったりする。

 


クライアントの要望が大変で…と嘆く彼女の作るドキュメントは、論理構成や分かりやすさがまるで乏しく、相手から指摘をされて至極当然な訳です。

 


彼らに共通しているのは、どうやったら仕事を楽に進められるか、もっと分かりやすく目うろこの理解を促すような表現ができるのか…という創意工夫のマインドの欠如。

 


結局、それがないからいつまでも低いスキルのまま、相手に翻弄されるだけの仕事をしている。だから面白くもなく大変なわけです。

 


一方で、リピートの調査案件を担っているK嬢においては、新たな視点や仮説を取り入れた分析、レポート設計を自ら進んで行っている。同じ仕事をしてつまらない…なんて言うどころか、情熱を持って取り組んでくれているわけです。

 


僕らの仕事は、裁量が全く与えられていないならいざ知らず。どうやって進めるか、何を見出すか、どう表現するか…かなり個人に委ねられている。そこで不平不満をいう人は、『プルーストの新しい目』が欠けているのです。

 


毎日が平凡でつまらない、仕事が大変で仕方がない…もっと良い私に合った仕事はないか、日常から抜け出したい…『新しい目』がない人の言う台詞はいつもおおよそ決まっています。やれやれ。

 


「新しい目。それは身につけられるものなんですか、天性のものなんですか?」

 


新しい目を持っているK嬢に、そう聞かれたわけですが。僕は、『新しい目』はある一定、天性のものではないか考えているのです。

 


選択理論心理学においては、すべての行動は個人の選択であると考えていて、その選択においては5つの遺伝的に決まる基本的欲求が左右するとしています。その欲求とは、「生存の欲求」「力の欲求」「愛・所属の欲求」「自由の欲求」「楽しみの欲求」。

 


新しい目は、「楽しみの欲求」がないと持ち得ない。楽しみの欲求とは、新たな知識を得たいとする欲求であり、ユーモア、好奇心、学び・成長、独創性の4つの要素があるとされています。

 


この欲求が低い人は、新しい目で日常や仕事を捉えることができない。だから、成長もしないし、不満が出てくるのだろう…とね。

天気の子

娘と二人、時期ずれで見に行った『天気の子』。双方の感想は、「悪くないけど、よくもない」

 


重い物語だった前作よりはある意味では良かった…とは娘の感想。

 


夕立のようにさっと過ぎ去って後に何も残らないような。あっさりとした心に残らないストーリー。どこにでもいるような主人公と相手の子という設定ではないのに、背景や人物描写がまるでないので二人に感情移入が全くできないのです。

 


それでもって、二人の心の高まりのボルテージの必然性がイマイチ掴めないままに、音楽や台詞で過度な演出をするものだから、これまた操作主義的な匂いを感じて物語に入れないのです。

 


相変わらず絵は綺麗でした。でも、もう新宿はいいかな…あの辺はよく歩きました。鳥居のあるビルも、彼女のお母さんが入院していた病院も…

 


新海さんのテーマは、人にはそれぞれ出逢って繋がるべき人がいて、その人のことは絶対に離しちゃいけないんだってこと。「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」「君の名は。」全て共通しています。

 


とはいえ、彼の中に決して埋められない形で存在していたその思いは、もはや映像という形で表現することでカタルシスを得るステージではものではなくなっていて、今や映画を作る目的の元にプロットされているだけです。無理に作り出したストーリーに埋め込んだだけ。

 


彼はもう新しい物語を、他に求めていくべきです。もしくはもっとじっくり物語を練った方がいいでしょう。リアルな映像なのに、あまりにもリアルさがない主人公や物語では、引き立つどころかかえって逆効果…

 


残念ですが、これまでの作品の中では一番最悪です。でも、大変だろうな…こんな売れちゃいけない人なんだよね…

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フラッシュダンスと自転車

欧州へ向かう機上の中で久しぶりにキチンと見たフラッシュダンス。映画は興行収入全米一位のスマッシュヒット。主題歌は時代を代表するものとなり、ラストのダンスは魂の熱演。圧巻の名シーンです。

 

個人的に心を引かれたのは主人公のジェニファー・ビールスが乗るドロップハンドルの自転車。

 

ピッツバーグにすむ彼女は、昼は製鉄所、夜はバーで働いています。移動に使う手段はいつも自転車。朝焼けの街の中、そして雨が降る夜も。彼女はいつも自転車に乗っています。時には彼女に気を寄せる男のポルシェに乗るのを断って。この姿がとっても格好がいいのです。

 

ここでの自転車は、何も持たない若さとその中での自立であり、夢を持ってシンプルに生きることの美しさの象徴として描かれている…と思うのです。

 

特に車が当たり前の移動手段であるアメリカンライフ。その中で自転車っていうのがコントラストを感じる。やっぱり、主人公が全力疾走したり、自転車に乗る映画というのが個人的には好きなのですね。

 

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My mission

一生のうちで働くことに投じる時間は膨大だから。意思、感情、才能というものを反映させない働き方を自ら選んでし続けるのは、自分が生かされている事由に背を向け、死んだような生き方をしていることと同じこと。

 


自分の仕事にこだわりを持たず、上司の顔色にしか関心がロックオンされていない人というのは、見ていてとても残念な気持ちになる。そうした仕事のやり方は結局自分という人間の価値を毀損し、自らの事を傷つけてしまうのに。

 


先日、ある会社のEQを測定したら全体傾向として、「結果を見据えた思考」「感情のナビゲート」が異様に高く、「内発的なモチベーション」「共感力の活用」が極端に低かった。

 


要は、空気ばかりを読んで自分の気持ちを押し殺し、相手の気持ちも配慮せずにやらされ仕事をいやいやしているという姿なのだ。

 


思うのは、程度の差こそあれ「創造的な仕事」というのは、自分の意思、感情、人格、才能といったものと、切り離して成立するものではないということ。

 


人は、狩猟社会→農耕社会→工業社会の移行を経てきたが、それぞれの移行段階において50倍の生産性向上を図ってきた。だが現代、知識創造社会においてはその果実を手にしていない。

 


フランクリン・コヴィー氏は、知識創造社会において生産性を飛躍的に向上させていく上では、ヒトをモノとみなすのではなく、「精神」「肉体」「情緒」「知性」を持った存在として扱い、その可能性を拓いていくことだと言っている。ドラッカーによれば、それこそが現代社会におけるマネジメントの使命ということになる。

 


難しいのは、「精神(人格)」「情緒(感情)」「知性(能力)」は、インタンジブル(目に見えない)であるということ。マネジメントも企業経営もインタンジブルな対象には、積極的な関心をおけないしそのセンスを持つ人材は限定されているということ。

 


だがもし、そうした働き方が多くの人において出来るようになるのであれば、自己の生かされている理由を感じながら、創造的かつ生産性の高い仕事をすることで、精神的にもより幸福な社会が実現されるようになるのだろう。そして、その時の職場は今の形とは違うものになる。

 


僕が貢献していきたいと考えているのは、人間を全人格的な存在として扱い、その可能性を開花させ個人も社会も豊かになれる社会の実現であり、そのための仕組みを作っていくことだ。

現場の醍醐味

短い時間だけど、人の生き様や価値観、心の機微に触れることができるのがキャリア研修だ。

 


選んだ価値観の言葉から、その人の人となりを見抜き返してあげる。自分で見つけられなかった言葉の意味や繋がりに気がつき嬉しそうな顔をする受講者…

 


『どうして自分のことが短い時間でわかるのですか…?』

 


興味を持って人を見ているから、自分との違いに想いを馳せ出会ってきた人を思い浮かべているから、データや言葉からパターンや異常値を見つけるのが好きだから…なのかな…

 

 

 

本当の自分を見つけるために、自分らしさを表す言葉を持ち帰ってほしい…納得して喜んでもらえるのが何より。

 

 

 

研修のワークの一つ。過去を棚下ろして、自分が誰に出会い成長してきたのか。お世話になった3人を取り上げて考えてみる。いつ頃だったのか、誰だったのか、何をもたらしたのか…

 

 

 

自分が成長する上では、人との出逢いが大切だし、これまでは人の世話になる機会が多かったと思いますけど。今度は皆さんが誰かの『お世話になった人』になる番。それこそが会社が掲げる『善の巡環』の精神…

 

 

 

一人の受講者が休憩時間にも席に残り、僕に話しかけてきた。

 


私、自分の名前が「お世話になった人」に書かれていたんです。たまたま、障害者の手話通訳で違う世代の研修に立ち会う機会があって。そうしたら、受講者の一人が私の名前を書いている場面に遭遇して…あの時は本当に嬉しかった…

 


彼女は、障害者雇用の社員のケアを担当している。日々、多くの人と会話をし心のケアをしている。その中の一人が研修受講者として参加し、彼女の名前を書いたのだ。僕の話にその時の気持ちがよみがえり、わざわざ席で待っていて話しかけてくれたのだ。話し終えると彼女は嬉しそうな表情を浮かべて席を立っていった。

 


研修が終了すると、彼女に声をかけられた。

 


『久しぶりに同期が会ったので、記念写真を撮ろうと思っているんです。先生も一緒に…』

 


こういう出逢いがあるから、現場の仕事はいいのだよね。

富山の一日

研修の立ち上げということもあり、3日連続で講師として登板な訳です。今日と明日は黒部で出張。こっちは始業が8時と早いので、朝6:30起きと早起きな訳ですが終わりももちろん早く。研修は16:45に終了し、簡単な打ち合わせを終え、実った稲穂の田んぼを横目に駅に向かうわけです。

 


17:44着の列車には、部活帰りの女子高生たちの集団。電車は、富山湾に沈む夕陽に向かって走ります。やっぱりね、僕は夕焼けの見える時間に家路につけると、それだけで幸せな気分になります。

 

 

 

きっと彼女たちも、定時を終えて帰る社員も19時には夕餉につくことでしょう。こういうシンプルな一日もとてもいいものです。研修は、ほかに何もできないし、受講者にじっくり向き合うだけです。そして、今回は40代のキャリア研修ですから、集う人も内容も明るさが残ります。人生の正午ですからね。

 

 

 

今日は、地元のお寿司屋さんで地魚と日本酒(満寿泉)を呑むって決めてるのです。でも戻ったら締め切り伸ばしてもらった原稿書かなきゃ…理想は、ジャイアンツナイターを最後まで見てお風呂にゆっくり入って寝る(富山はジャイアンツナイターを地デジでやってくれます!)……なんですけど。