義務感や責務として物事をやり切るという事がまったくの苦手。中学受験をしたのは、前近代的な公立校に行きたくないということであり、大学受験においても、好意を寄せる人に胸を張って会うためという至極プリミティブな動機だったりします。
そういう人間ですから、会社、仕事選びにおいては、自分が愛せるものを選ばないと大変なことになるだろう…そんな予感がありました。努力なんてガラじゃないし、上手くできやしないから。
愛せる人、土地、会社、テーマ…自分の力が出るのは、愛せる対象が多いこと。さらに深く愛するためには、対象のことを理解すること。知りもしないのに愛することなんて出来ないし、知れば知るほど愛情が沸いてくるもの。
「何をするにしても自分のすることを愛せ。子供の頃、映写室を愛したように」
僕が好きなニューシネマパラダイスで、視力を喪った映写技師のアルフレッドが、主人公のトトにいう名台詞。大学生の時に、満員のシネスイッチ銀座で立ち見で感涙しながら見ていました。
その時に思ったのです。子供の時の素直な心で自分の愛せる対象を見いだしていくことが大事なんだ…と。それは有名な会社でも、お金を稼げる仕事でもない。就活前の入院生活でそれは確信になりました。
エンゲージメントって、心からの愛と忠誠の契り。だから、心の声を聞かず会社に任せ仕事をしていたら、仕事を愛せなくても仕方ない思うのです。