Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

タレントの萌芽

子供の頃に取りつかれたものや、執着したことはその人に宿る才能やライフワークの予徴であったりする。先日の級友との対話で確認したのはそんなことでした。

 


ゆかさんは、子供の頃に人と話をすることが好きだったそうです。相手に関心を向け、話を引き出すことがうまかったのだと思います。

 


化学が得意で薬学を専攻しましたが、その先に見える未来に夢を持てない。迷いの中で出会った先生に啓示を受け、薬学を中座し一念発起で精神科医を目指すべく浪人の道を選びます。その道は決して容易いものではなく、苦節の上で医学部に合格。敢えて困難で不確実な状態に身を置くなんて凄いエネルギーです。そこには引き返さない覚悟と次への確信のようなものがあったからなのでしょう。

 


ようやく叶った精神科医のキャリア。最高学府の附属病院という環境は、客観的に見て成功を手にしたといえるものですが、薬物的な治療法の限界を目の当たりにするなかキャリアを続けていくべきか葛藤します。

 


果たして、薬物ではなく本来の心を取り戻すためのアプローチを探求するため、附属病院でのキャリアにピリオドを打ち、組織を離れてマインドフルネスへの道を歩んでいくのです。当時、米国では注目され始めていたマインドフルネス。教えを乞いにインドまで行ったのだそうです。周囲からはもったいない…と反対を受けたそうです。そりゃそうです。

 

 

 

対話や瞑想は、心の中の井戸を降り、本当の自分を探す冒険。そのナビゲーターを務めているのが彼女と言ってもよいでしょう。そしてそれは、子供の頃に好きだった人との対話が基底部にあり、その伏流水が紆余曲折の中で湧き出たポイントが精神科医でのカウンセリングであり、マインドフルネスとの出逢いだったのではないでしょうか。

 


共感したのは、自分が進む道に迷いが出たら潔くご破算にして、未開の地であったとしても独り歩む勇気と行動力。不器用だけれども自分に嘘をつかない正直な生き方です。この辺は自分と似ているとも思いました。

 


僕も紆余曲折で、大学もその後のキャリアも何度もご破算にして新しく作り変えています。周りにそういうキャリアの人はあまりいません。同じ歳で同じ生年月日である彼女が、違うステージでありながらも似たような生き方をされていることに心強さを感じたのでした。