新卒面接。自己紹介と志望動機で圧倒的に多いのが、塾バイトとサークルでの経験。そこで、子供の成長やリーダーシップの大切さを感じ、ゆえに組織人事コンサルティングなのだと思ったというもの。
あまりにも単純で、職業選択の必然性が伝わってこない。リサーチ力、論理構成力、探求心・学習力も希薄であることが分かってしまう。出現頻度は難関大学であろうがなかろうがあまり関係がない。誰かがそう言うと受かるとか言ってるのか…
高い学費と時間をかけ一体何を大学で学んできたのだろうか。そんなアピールをするくらいなら、大学に行かなくてもできることばかり。
やはり学部学科の専攻において知的好奇心の充足という観点を意識することなく選択したことがあるのだろう。ゆえに面白みも興味も持てず、学外活動に邁進。結果として、アピールできるものが学外活動だけになってしまう。
組織人事コンサルティングは、商学・経営学、心理・教育学に根があるビジネスであり、かりにそれらの学部に在籍している学生であるならば、学んだものと必然性を語れないのはあまりにももったいない。
それにしても、時代が移りつつも大学という場所に対する意味が未だに変わらないのはなぜなのだろう。少なくともそこ対する解を持たない人は、モチベーションやエンゲージメントといった問題に対する解も出せるはずがない…と思うのですよね。