Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

不測の原因は自分自身

老人になるとふとしたことで転倒をするようになる。上皇后様も転倒で大腿骨骨折の重症。そしてこうした出来事をきっかけに寝たきりの生活になっていってしまう。


小学校の頃はよく転んだ。そして、膝に擦り傷を作って絆創膏を貼って手当てをした。高学年にもなりそうしたことはほとんどなくなっていった。中学や高校ではすっころぶということは無かったと思う。大人になってからも同じ。仮に躓いても体制を制御し、全く制御不能の転倒ということはなかった。


6月に暗がりの植栽を挟んだ歩道を乗り越えようとして、低く張られていたロープに気がつかず、転んだのは近年まれに見る制御不能の不覚のアクシデントだった。


昨日、研修オブザーブで後ろの事務局席に座って状況を見ていた。その際に机から少し離れた床下の埋め込み式コンセントから電源をとってPCを操作していた。こういうところから電源をとるときは、延長コードで電源タップを経由して電源をとるのだが、僕はポータブル性の高いUSB-Cアダプターと長いケーブルを使っているので直接床下電源からコードを繋いでいたわけです。


まあ、通常であればそれはなんの問題もないのですが、講師のPCに不具合があって僕のPCに切り替えて投影を行う必要が生じたのです。前の講師席に行った上で後ろの座席から急いで自分のPCを取ろうとした矢先にいきなり足に引っかかるものが…


そうです、床下から伸ばした細い電源コードの存在だったのです。今回も見事に受け身もとれずに肩から落下。


幸いなことにパソコンは落下せず、僕も肩から転倒しつつも、膝を擦っただけで大事には至らず。変に手を突いたりしなかったことも良かったのだと思います。床もかなり柔らかいクッションが張られた床だったことも幸いでした。

 


それにしても、全く意識していないところで足下を掬われ転倒するという状況が続いたので、僕もさすがに恐ろしい気持ちになりました。どちらも不注意であるというのは変わらないのですが、以前だったらそもそも気がついたのではなかろうか…それは視力の衰えもあるのかしら…などと思ったわけです。

 


前回は夜の路上で夜目が利いていれば防げたこと。今回においては、細くて黒いコードとはいえ視界に入っていたら跨がなかった。自分は老眼もないし、目は良いよねという過信があったからなのでしょう。


いつもの感覚…だったり、自分の感覚だけをあてにしないこと。自分を疑っていかないととんでもない目に遭うなということを痛感した一件でした。