マスクをして外出していたことから、この数年は風邪らしきものをひいたことが無かったのですが、日曜にやや喉の調子が悪いなという自覚があり。それは独りで車に乗っていたときに声を張り上げ歌ったせいだとばかりに思っていたのですが。ほっておいても良くならず、火曜日の朝は唾を飲み込む際に喉が痛いので、久しぶりに内科の門をくぐったのです。
だいたい、僕は喉からやられるケースが多く。様子を見ているとその内に引かずに熱が出るので、初動がポイントで我慢はしない。とはいえ、会社を休むような風邪や病気は社会人になってからはない。(週末にひいてだいたい治る)無事是名馬ともいうので、僕は頭は多少悪くても体の弱い人に比べたら名馬なんだ・・と思ってます。
抗生剤と漢方、頓服を処方してもらい飲むこと3日。熱は最初から出ることも無く、3日目となると抜けていく感じがあり、今日はほぼ完調という感じなのですが。初期の熱はないものの体がぼおっと重く、眠りが深く取れない感覚は、忘れていた健康な体の有り難みを久しぶりに実感させてくれます。
そして、谷に落ちて元に戻っていくという感覚は、小さな旅でもあるということも。思い起こすと、学生時代に死線を彷徨った闘病経験は、海外留学や長期旅行などをしたこともない僕において、貴重な旅の経験でもあったわけで。エピソードとして話した就職面接は、ほぼ通過でした。
今にして思うと、それは価値観やモノの考え方に大きな変化をもたらすトランジションの出来事だったからなのだと思うのです。