Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

不埒な輩

昨年4月から証券会社で働き始めた娘。埼玉の支店に配属されたため、朝の早い証券会社ゆえに毎日早起きをして会社に通勤しています。昔から朝が全く強くなかった娘ですが、習慣化された今ではさほどの事でもなくなったようです。

 


娘は日々会社であったことを話してくれるのですが、多くは支店長の言動に関わること。

 


最初の支店長はとにかく仕事に厳しい人で、基本ができていない社員には、人前構わずに大きな声で怒鳴り散らす人だったそう。とはいえ顧客に対する細やかな心配り、仕事に対する一本筋の通ったところがあり。それでいて営業車で部下に運転をさせつつ、スーパーで夕飯の買い物をした上で家に帰ったり…とちょっと人間味のある部分もあり、娘は決して嫌いではなさそうでした。

 


僕もちょっと似たようなところがあるので、厳しい大人の男性というものにさほど抵抗感がないということもあるのだと思います。

 


10月に支店長が異動してしまったときには、心なしかちょっと残念がっていました。そして新しい支店長ってどんな人なのかしら…と。支店の雰囲気というものは支店長が左右するものなのです。

 


果たして新しく赴任をしてきた支店長は、関西出身のちょっと小太りで饒舌な50代。前の頑固で怒りがちの支店長とは打って変わって明るいキャラクター。最初は歓迎していた娘だったのですが、次第に不満の声が出るようになってきます。

 


自分が適当に話したことをすべて文章に起こさせ部内展開用に提出を要望するのだが、とっちらかった話をそのまま文章に起こすと、ことごとく赤入れをしてくる。それどころか言ってもいないことを付け加えてくる。それなら、自分で文章を書いて発信すれば良いのに…

 


またパソコン操作やコンプラ研修などもいちいち人に聞いてやろうとする。自立して自分でやろうとするスタンスが皆無。自分はマネジメント以外の仕事しかないので、暇で部員に油を売ってくるのだが、お陰で仕事が片づかずに残業になる…

 


極めつけだったのが、娘をわざわざ煙草部屋に呼び出して、自分が若かったら口説いているのにな…などと宣ってきたのだそう。それまでも、キレイだね…とか最近痩せたんじゃないのなどと。最初は僕と同じ年で娘の年も同じだから、その感覚で言っているのだと思ったら、明らかにおかしいことがハッキリとして、気分が悪くて仕方がないのだ…と二人で夕飯を食べているときにポツリと言ってきたのでした。

 

 

 

完全にセクハラ行為なので、嫌だったら人事に理由を言って異動させてもらうようにするしバックアップするから、気に病むんじゃないよ…と言ったらだいぶ落ち着いたのですが、一時期は会社に行くのが凄く嫌だと言っていて、なんか変だと思っていたのですよね。

 

 

 

しかしね、自分と同じ年の娘がいて、そんな扱いをされたらどう思うのかね。俺は是対に許さないし、人様にも同じだよね。そもそも、その支店長は家では娘にはまるで相手にされていないし、家族の仲は悪いのだそうです。そういう相手のことを慮れない態度だったら、娘にも避けられるでしょうね。会社では権限を傘にジャイアンみたいに振る舞っているけど、絵に描いたように最低な男だな…と。

 


こういう人は、会社で肩書きが無くなったら、家にも居場所はないし、周りからも疎んじられるだけなんだがね…