好きなこと、興味関心があることを仕事にしたい…そう考える人は多いと思います。一方でその度合いというものは千差万別で、ちょっとした憧れや隣の青い芝レベルだったりすることもままある話。
組織を変えていくこと、人の成長に関心がある…なぜならば…
面接に臨んでくる人たちは、皆その動機を口にします。そうした人に問うのです。最近、読んだ組織・人事に関わる書籍で印象に残っているものは、前の会社の組織課題は何でそれをどう変えるべきなのか…と。
多くの方はまともに答えられないのです。興味や関心って、その程度のものなのか…
この手の人は、基本的に仕事として課された時間の中で学ぶことしかできない。プロとして価値発揮する専門性を獲得することなどできないのです。
仕事にするという観点での好きや興味というのは、オタクや推し活のレベルなのですよね。見返りがなくても熱中できる。むしろ、時間とお金を進んで投資するエネルギーがかってに沸く。
そもそもそのレベルの趣味を持っている人自体が少ないのに、仕事にすることができる人というのは、本当に一握りなのだと思うのです。そのことを理解していたら、好きや興味を仕事にするというのは、単に人を惑わしているだけの考え方だと思ってしまうのです。
なぜならこれは、『動機』の有無で決まるものであり、誰しもが強烈な動機を持っているわけではないからです。一方で、YouTubeという制約の低い表現手段が出現した中では、好きや興味が仕事になる機会も大きく拡がったな…とも思います。