Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

突然のおわかれ

人が作ったものは遅かれ早かれいつかは壊れる。とはいえ長年連れ添ってきたモノとの別れというものは、心に喪失感を伴う。しかも、その最後に立ち会えなかったともなるとなおさらだ。


その連絡は突然にやってきた。電話の主は、ハワイからビザ更新のために一時帰国していた義理の姉。子供と中央高速府中インターの出口手前で車が動かなくなったのだという。ボンネットから煙を吹いて、再始動も効かないのだという。


シングルマザーでなにかとお金の自由がない彼女には、日本にいるときは不自由だろうから・・と我が家の車を貸していたのだった。にわかには信じがたい言葉。三日前にも普通に運転していたのに。古いとはいえ整備はきっちりとやっていた。オイル漏れの対策もしていたし、何が原因だったのだろうか・・


JAFを呼び夜中の中央高速を東京にレッカー移動。下部からは著しくオイルが漏れていた。何かの原因でオイルパンか接続部にダメージがあったのかもしれない。とにかくオイルを足して走るようであれば修理工場に持ち込んで修理をしてもらおう・・。だがダメージは結構深刻なようだった。オイルを足してもエンジンはかからない。足したオイルはすべて下部から漏れ出してしまった。


レッカーで修理工場に持ち込んでみてもらうと、エンジンマニホールドが割れていてエンジンがもう駄目なのだという。端的に言えば、エンジンブロー。無理な運転をしなければエンジンブローなど起こらないはずだが、運転していたのは義理の姉の息子。運転慣れしていない若者の彼においては、古い車の扱い方など分かるはずもない。まさか、彼に運転をさせるとは思わなかった・・


エンジンの載せ替えを検討したが、50-60万もかかるという。この年式なら2,3台は買えてしまう。載せ替えてもきっちり復活するかもわからない。20-30万だったら考えたのだが、さすがに廃車にする決断をすることにした。


19年も乗ってきたのだしよく頑張ってくれたといえるのかもしれない。でも、僕の運転だったら、きっと壊すこともなかった。まあ、これも運命。そんなこんなで車がなくなってしまい、カーシェアユーザー。場所が場所だけに便利といえば便利です。しかも、最近の車は何かと快適だし、小回りも効いて便利だったりする。今度車を買うのは、鎌倉に移住するときまでお預け。次に買う車も長くメンテできる車がいいな。