Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

機能価値と情緒価値

腕時計アンバサダーに選ばれている人って誰も素敵だなと思うわけです。今や時計に求められている価値って、アンバサダーが表現している世界観。豊かさ、タフさ、優雅さ・・。これらは、「機能価値」ではなくて「情緒価値」とでもいえるもの。


考えてみれば、機能価値の集合体のようなスマートウォッチにおいては、アンバサダーはあまり似つかわしくないようにと思います。


個人的にもスマートウォッチはあまり好きじゃなかったりします。Garminのスマートウォッチは、デジタル時計の代わりに購入したものの、当初こそディスプレイを色々着せ替えられたりして面白かったのですが、充電も面倒だしランニングの時にしか腕にはめることはありません。心拍やら、歩数など常に計測されたり、メールのお知らせが来るとか気分が悪いのです。健康管理が目的ならいいですけどね。


機能価値ならスマートフォンで十分。腕時計は情緒価値として身につけるもの。最近は、そう考えるようになってスッキリしました。スーツやドレスにスマートウォッチがなぜ似合わないのか、それは単純なデザインということではなく、機能価値中心に作られており情緒価値の視点で作られていないからなのですよね。

 

とはいえど、高級でメンテが大変な機械式はもっておらず、あくまでアナログフェイスの範疇です。TPOに応じてさほどバリエーションはありませんが、服と同じように付け替えて心理的シフトチェンジをする。精神的な潤いや豊かさに欠ける昨今においては、機能ではなく情緒の価値になるべく配慮したいところです。