Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

楽園からの来訪者

ハワイから成人式のために日本に戻ってきた姪。直接会うのは3年ぶり。今ほど状況のひどくはない12月19日に帰国だったものの、長期隔離を年明けまで余儀なくされた。

 


それでも日本に戻ったのは一生に一度の振袖を着たかったから。やっぱり、女の子にとっては成人式は特別なものですからね。男だったらそこまではきっとしないだろうな…

 


彼女は成田に帰国してすぐに空港そばのホテルで3日隔離。そのあとは、我が家のそば人形町のホテルでの自主隔離としたものの、それもつかの間。陽性者が同じ機内にいたことから国からの要請で新宿のホテルに移動させられることに。いやはや、なんとも災難である。

 


隔離が解けて年初に彼女をホテルに迎えに行ったのだが、何ともすごい場所。ゴールデン街間近のディープなエリア。ホテルは綺麗で大きいのだが、周囲の小道には寒空の中に道で寝ているホームレスや徹夜明けまで飲み明かしたような若者たち。ゴミのすえた匂い。まずもってチョイスをしないようなエリア。

 


しかし、こんな大きなホテルができる前は何だったのだろうかと調べてみると、新宿コマ劇場の跡地だった。時代は変わるものである。このエリアで遊んでいたのは大学生の頃でそれ以来は全く寄りついてもいなかったけど…

 


久しぶりに日本に戻ってきた彼女に日本の印象を聞いてみた。

 


・建物がハワイと比べてすべて縦に伸びている

・街ゆく人の表情がない。みんな生きていることに不幸せそう

・ダーク系の服を着ている人が多い

・食べ物が安くて美味しい

 


表情がなくて不幸せそう…確かにそうかもね。日本だと大阪の人って街ゆく人の表情が豊か。だから、大阪の人が東京に出てくると人が冷たいように感じるって言うけどね。ハワイだったら余計にそう感じるでしょう。向こうだったら笑顔で気軽に話しかけてくれたりしますもの。

 


かなり前ですがワイキキをオーストラリアで買った『down under』とプリントされたケンドーン作のコアラ君がプリントされたTシャツを着て歩いていたのですが、それに反応して話しかけてくる人が複数いました。

 


『きみ、オーストラリアに行ったことがあるのかい?実は僕はオーストラリアから来たんだよ。いいねそのデザイン!』なんて具合です。

 


小さな赤ちゃんだった双子を連れて歩いていたときには、目がぱっちりした子供だったこともあって、『まあ、貴方にそっくりね』とか『彼の髪はパンクロック歌手みたいに逆立ってて凄いのねえ』とか。まあ、人懐っこい人が多い。皆リラックスしていて、互いに話しかける余裕にあふれているのです。

 


アメリカ東部とハワイで長く暮らしたかみさんがいうには、僕のようなマイペースでのんびりした人は、ハワイ向きよね…と。実際当人もそう思うわけですが、そんな楽園から日本に来た姪っ子が日本人は不幸せそうだ…というのも分かるのですよね。