Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

曖昧さを受容する特性

曖昧さに対する耐性は4つの因子に分けて定義することができる。

 


楽観 vs 慎重

変化志向 vs 秩序志向

多様性志向 vs 一様性志向

未知志向 vs 既知志向

 


僕はすべてが前者の特徴だから、曖昧さに対する耐性は高い。特に職務が新規事業開発などの不確実性が高いものであれば特にだ。

 


相性の極めて悪い相手は、曖昧さの耐性に関する4要素の全てが右に触れている人。メンバーレベルであればいいが、権限を持って上司がこのタイプだと最悪である。

 


コンサルティング業界においては上記のタイプはあまりいないのだが、ごく希にいるのである。このタイプの問題は権限を持つと曖昧さの耐性が低い故に、仕組みやルールでマイクロマネジメントをしてくるところにある。

 


こういう人は、未知の課題を扱い多様な顧客とメンバー統率するには不適切だから、採用や配置の時点ではじくのが定石。だが、学歴や職歴が一見いいとハロー効果でいい評価をしてしまう。

 


果たしてそうした人間がトップについた組織はコンディションが急速に悪くなる。ストレス耐性の低い人間は、『性悪説』を前提に『正論』で人を縛り管理しようとするからだ。

 


そもそも、このタイプの人はオペレーション業務とかコンプラのリーダーあたりが適任であり、戦略企画や上流コンサルティングのリーダーには相性が良くない。きっと、それは本人が一番分かっているだろう。