先の見通しができない、ビジョンのない人間は目先の見えるものだけで物事を判断する。売上高、利益率といったものだ。
こうした判断軸を適用する人物は、看板で仕事が舞い込むようなバックグランドであることが多い。要は、商売における本質を全く理解していないのだ。
商売における本質とは、顧客との長期的な関係であり、信頼関係とノウハウを蓄積して営業コストを下げ、他社にも適用できるソリューションをそこで確立させてスケールさせていくことに他ならない。
だから、最初から利益だ売り上げの嵩が小さいだなんてことを言って可能性の芽をはねのけていたら、焼き畑のようにその場限りの案件を転がしていくことになる。
結果として、ショートサイクルの案件が多いため、営業コストがかさみ利益率は上がらないのだ。当然、先行きも見えない。メンバーのやりがいも上がらない。
まあ、こんなことは分かりきっているのだが、"見えないものが大事だ"ということは、"見えるものしか信じられない人"には言ってもいくら無駄なんだよね。
そういうリーダーに遭遇したのであれば、無駄な時間と労力を"分からない人"に注ぐことより、新しい未来を自分自身で創った方がいいよね。