Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

攻撃は最大の防禦

攻撃が最良の防禦手段であることは、戦術の原則である。さらに言えば、諜報活動に基づく先制攻撃こそ最善である。


この原則に基づくのであれば、相手の出方を伺いながら、後手で対応するのは最悪。でも、この対応をキャリアという観点においては多くの人が行っているのが現実だったりする。この前提は、「悪いようにはされない」「自分は相応に評価をされている」というものだったりする。


でも、現実はどうか?


40代終盤、50代ともなれば組織において必要な人材というのは一部になっていることが多い。必要だと考えられていても、賃金に見合って必要かといわれると厳しいジャッジをされることも少なくない。


こうした前提のもとに組織から不意の対応を繰り出されたら、個人は何も成す術がない。言われるがままに従うことしか手がない。だいたい、組織の対応というのは直前まで完全に伏せられており、決まったら一気呵成に行っていくもの。そう、組織の対応は先制攻撃なのだ。


そうなると、攻撃こそ最大の防禦という原則に基づき、人脈を広げる、専門性を磨く、職務経歴書をブラッシュアップし最新にする、外から機会があれば積極的に話を聴く。こうしたことを行うにこしたことはない。報酬を維持し、自分の能力を生かした仕事をしていきたいのであれば。


キャリア自律などと言われるまでもなくね。