Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

ノンポリの罪

人間ほど恐ろしい存在はないなと思うわけです。人間の尊厳を傷つけるものは、心無い言葉であったり、存在や行動、創出価値の否定であったり、仲間から排除をすることです。これが出来るのは人間でしかないからです。


相手を慮り、良好な関係であったと思っていたのに、力ある人間がその人の事を疎ましく思っていたり、好意を抱いていなかったりすると、いとも簡単にそこに迎合する。ある人物はどう見ても白なのに、権力者がグレーだと言い出すと、そこに密告者として容易に乗っかって罪人に仕立て上げてしまう。


権力者が後ろ盾になっていると、錦の御旗の官軍気分。


良心を働かせず疑問を持たず、反政府軍を殲滅させる大義が立つと言わんがあまり、攻撃の手を緩めない。この集団心理たるや本当に恐ろしい。


果たして、権力者におもねたからといって、身分が良くなるわけでも、報償が与えられるわけでもない。それどころか、正しさという名のもとに人を統制し、余計な仕事だけが増えるばかりで、大した成果も出ない。そして潤いのある人の繋がりも消えうせ、荒漠たる景色が目の前に現れただけなのだとすると、もうそれは自業自得の世界なわけです。


こういう人としての良心が働かない。そして人の幸せに関心のない、それどころか幸せを壊すことに何ら疑念も持たないノンポリの人は、人を導いたりアドバイスなどをする資格はないのだと思うのです。