Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

トラブルシューティング

問題を特定しながら解決をしていくというのが好き。仕事もそうだし、プライベートでも。問題事象を診る、原因の仮説を立てる、解決策を探す、解決策を適用する・・問題が解消した時は達成感。


古い車に乗り続けているというのは、単純に愛着が湧いているということもあるけど、問題解決のプロセスを楽しめるというのも多いにあったりするのかもしれない。


愛車も継続走行キロが15万キロを超えたので、今年はいくつかメンテを行った。


①エアコンクリーナー
②エアクリーナー
イグニッションコイル
④スパークプラグ
タイミングベルト
⑥ファンベルト
ウォーターポンプ


①-④は自分でできるけど、⑤⑥⑦は素人では無理で部品だけ取り寄せて修理工場で行ってもらった。今は楽天Amazonで型式さえわかれば、適切かつリーズナブルな部品を取り寄せることが出来るので、それが一番安上がりだったりするから。上記を全てディーラーに任せたら、20万-30万はかかるしね。


残るはオートマチックトランスミッションの不調をどう改善するかということ。


2000年代前半に発売されたボルボV70Ⅱは、搭載されたアイシン製のトランスミッションの不調が数多く報告されている。品質には定評のあるアイシンゆえに、なかなかあるまじき事ではあるが、リコールレベルで同じような不具合が出ている。


加速時に3速に入らず、ニュートラルでエンジンが空ぶかしになるという現象とリバースに入れたときに、すぐに繋がらず軽い衝撃と共にバックするという現象である。


ディーラーに見せたところ、ミッションの交換以外には対処法がないとのことで、交換工賃も含めると30万コース・・ありえない。トランスミッションの解体部品をヤフオクで探すと5-10万円であったりするのだが、これもかなり賭けだったりする。なにせ同じトラブルを抱えている車の部品なのだから。同じ不調がすぐに出たら全く意味がない。


解決方法について長らく探し求めていた中で見つけたのが、単純にオートマオイルをオートバックスなどで入れ替えるのではなく、人工透析の要領で汚濁除去の機械に何度か循環させ、ミッション内にたまったスラッジ(鉄粉くず)を完全に綺麗にするという方法。


結局、不具合は新車の時には出ず、多走行で出ることからするとミッション内に残ったスラッジが原因に違いないからだ。とはいえ、普通はそんなのでは不具合は出ないように作られているのだけどね。


トルコン太郎なるこのサービス。人工透析にそっくりの機械を使ってスラッジを除去するのですが、そもそも置いてある整備工場は多くありません。さらに問題となるのは、外車は特殊なアタッチメントを付けないと実施が出来ないために、それが行える整備工場となると非常に少ないわけです。


色々さがして北八王子の整備工場で2か月先の予約を行い、無事に洗浄は完了したわけです。料金は3万。写真を見ると徐々に清浄されているのが良く分かります。


果たして結果は、滑りやショックは無くなり非常に状態が良くなりました。ミッション載せ替えよりいい選択だったということです。これで、しばらく安心して乗れるかな・・しかし、ディーラーの問題解決力は低いね。

 

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