Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

フィールドワーカー

監督者、管理者ではなく、観察者、探求者でありたいと思うのです。

 


上に行って大きな仕事をするには人に仕事を任せていくことが必要です。だけど、エクセルで分析をしレポートを作る仕事一つをとっても、できれば自分で分析をし、納得のいく形でまとめていきたい。

 


僕よりはるかに優れ信頼のおける人のパースペクティヴに委ねることもいいものです。でも、探究心も段取り力もない人に仕事を任せ、ガッカリする出来であるぐらいなら、自分でやることには何ら苦痛もない。むしろ、楽しいくらい。道筋を作り発見する作業にこそ醍醐味はあるのだから。

 


高次の役職となり、現場に関わろうとせず、また関わる価値も感じてもらえない。予実管理や報連相や判断のための会議だらけの仕事。それって超つまらない。やっぱり、フィールドワーク、ハンズオンが僕には合っている。

 


娘が小学生だった頃、担任を務めていたベテランの素晴らしい先生がいました。彼は子供に接し共に学び教えることが本当に天職である、そう感じさせてくれる人でした。一方で教員では収入の大きな上昇は見込めません。その先生は、家庭のこともあり教頭になるべく試験を受け現場を離れる選択をしました。

 


ですが、教頭の仕事は想像以上に味気のない仕事だったようです。その先生からはみるみる輝きが失せていった。子供たちにおいては、人生に影響を与えうる素晴らしい先生が一人いなくなってしまった。

 


やっぱり人はその人に与えられたギフトを活かした仕事をしていく方がいいんだろうな。もちろんそうはさせてもらえない大人の事情ってのも分かるけどね。