Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

ローリングストーンズ

5/8 日経新聞経済教室は、僕たちが共同研究してきた石山先生の論考が掲載された。躍進するミドル・シニアにおいてはBig5パーソナリティ要素を除くと、Proactive(主体行動)、Explorer(自己探求行動),Diversity(水平的協力行動),Associate(関係構築行動)Learing(学習行動)の頭文字をつなぎ合わせた5つのPEDAL行動が重要であるという調査実証がなされたこと。それはジョブクラフティングそのものと言ってよいものであり、年齢に関わりなく主体的に仕事を再創造し、能力開発の努力を継続していくことの重要性を訴求するものだった。

 

 

 

この論考を踏まえ、改めて思うのは自動車王のヘンリー・フォードの名言。

 

 

 

-二十歳であろうが八十歳であろうが

学ぶことをやめたものは老人である。

学び続ける者はいつまでも若い

人生で一番大切なことは

若い精神を持ち続けることだ-

 

 

 

そう。学ぶことをやめた人は、10代でも20代でも老人なのだ。そういう人は瞳の光を見れば直ぐに分かる。そしてそのまた逆も真なり。学ぶことは変われること。ジョブクラフティングし続けていくこと。他人を恨み、運命を呪っても仕方がない。生きている限りは、学び続けていくこと。

 


一方で、学びを功利的目的のための『手段』においてしまった人は、キャリアプラトーにさしかかると学びをやめてしまう。志望する学校に合格した、有名企業に入社した、管理職になった…その見込みがなくなった。そこで学びをやめてしまう人は数多いる。

 


未だ日本人は、学びを立身出世のための手段(=勉強)というパラダイムで捉えている人が多い。だから、40代半ばで出現する会社キャリアの終焉が学びの終焉になってしまうのだろう。

 


そもそも学びは手段ではなく、人間の根源的な欲求だと思うのです。

 


なにが君の幸せ?

なにをして喜ぶ?

分からないまま終わる

そんなのは嫌だ

 


アンパンマンマーチの歌詞は、生涯学び、ジョブクラフティングしていくことの大切さを柳瀬さんが訴えているとも思うのですよね。やっぱローリングストーンズ、ロックンロールじゃなきゃね。