疫病がはやると無知な蛮行が生じる。時にその蛮行は、時代の先端をいく施設が対象になることがある。
今回のコロナウィルスが流行った原因が、次世代通信網5Gにあるとして基地局の破壊工作が英国などのヨーロッパ各地で生じた。
全く根も葉もないとばっちりな訳だが、16世紀のオスマントルコ帝国においても、疫病が流行った原因は当時の最先端の施設であった天文台にあるとして、オスマン・トルコ帝国軍のイェニチェリによる破壊工作が起きている。
疫病対策に対して当時のトルコ人は全く関心がなかったからだが、これだけ情報化社会になっても人の行動の本質というのはあまり変わっていないということを思い知らされる。