グラビアにはデートに着るファッション
モデルたちは微笑みを作り
何も予定がない日は
これで何日だろう
彼のいない私には夜もゆっくり
強がりを少し抱きしめて
理想を守りたい
たやすく手に入る恋は未だいい
土曜日とペンと腕時計
いつもときめくけど
私があせっても明日は明日ね
もしも彼がいれば忙しいわ
ドライブとか映画や食事とか
きっと私じゃなくなる
それに気をつかったり
テーブルにはクッキーと少しさびしさ
優しさをずっと抱きしめて
瞳輝かせて
週末分かちあう人を待ってる
土曜日とペンと腕時計
街はニュースの海
空には星屑がキラキラ ドキドキ
(土曜日とペンと腕時計 歌:石嶺聡子 作詞:松本一起)
この歌詞は、『ペン』『腕時計』『土曜日』という一見おかしな組み合わせの妙を感じさせる。
だけど女性目線だから、ペンは予定表を書き込むためのものだし、時計は誰かと待ち合わせをして出かけるときに纏うアイテム。土曜日とペンと腕時計というのは、好きな恋人と予定がある週末の象徴な訳なんです。
男性から見ると、ペンも腕時計もビジネスウェポンだから、土曜日の象徴じゃない。でも、土曜日をウイークデイズ、恋を仕事に置き換えるとまあ似たような感覚なのかな。
世の中、スケジュールがいっぱいに埋まっていないと落ち着かないというタイプの人がいる。いわゆる仕事のできる人にはそういう人が多い。
僕はどちらかといえば、スケジュールは詰まっていない方がいい。何も予定のない日は、ちょっと遠くにお昼ご飯を食べに行ったり、帰りはちょっと寄り道をしたり。まともな仕事ができるタイプとはほど遠いね。
僕みたいな人間は、興味のあることを仕事に選ぶに限る。寄り道も、暇な時間も結局は興味のあることのためのことに費やすことになるから。