Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

役があっても偉くない

しょせん組織から一時的に与えられた役割なのです。それによってその人が『偉く』なるわけでもなんともない。なのにそういうものを手にすると、いきなり変節して偉そうにする人っていますよね。

今までは、同じ目線にたって相談に乗ってくれたり、話をしてくれたのにいきなり上から目線。はっきり言って、好きじゃないです。そういう偉そうにする人はまるで偉くなんてないのです。

でも、そういう人の価値観って相対性の世界なんですよね。

誰が上か下か。賢いか賢くないか。規模が大きいか小さいか。その価値観において、自分は選ばれし民だと思い込んでいる。選民、優越、エリート思想。

こういう人の好む言葉。Top,Excellent…まあ、いろんな価値観がいてもいいと思うのですが、そういう人はエリートを誇る集団にいて悦に入っていればよろしい。そこからはみ出た立場において、その意識を振りかざすのはやめた方がいいと思うんだよね。

僕は、学生の時から落ちこぼれだし、トップコンサルティング会社の末席にはいたこともあるけど、エリートにはなれないし、なろうとも思わない。インディペンデントの期間も長かったしね。

企業の格とか、案件の大きさで価値を決めるのではなく、見えない真実を明らかにする、美しさを追求する、本当に困っている人に寄りそえる存在でありたい。むろん、理想だけではいけないとも思いますけど。