Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

汚れたリーダー

勝ち負けにはこだわりたくないけど、偏見とエゴと権力で人を屈服させてくる人には、負けたくないものだ。

誰にだって欲や弱さはある。だが、リーダーというのは私心にまみれて動くものではない。個人的な欲望や嫉妬心、恐怖心を権力の中で正当化しようとするとき、間違いは起こる。プライベートにうつつを抜かし、仕事そっちのけでまともに仕事をしていないのを棚に上げ、問題が起きた時だけ自己保身のために個人の責務にさせるべく、状況証拠とフィードバックを詰め将棋のごとくしてくるというのも最低である。

動機善なりや、私心なかりしか

顧客の喜びと部下の幸せを最大限に考えてやっている相手にそれを守ることもなく、個人の責務にして葬り去ろうというのは、リーダー以前に人として下劣である。複雑な事情があるのかもしれない。だが個人的な欲望、責任の元に起きた災厄においては、個人的に共感はできてもビジネスとしては同調できない。しかも、権力を使い歪んだ裁きや評価を降そうとするなどね…

昔、そういう目に遭ったことがあった。

プロ契約社員として働いていたときだ。心から信奉していたあるリーダーがいた。その人がいたから不安定な身分にあえて身を投じた。心から信頼しきっていた人だった。

新規事業を立ち上げるミッションで僕は招聘されたものの、その人とさらに上の方針が合わないことが原因で事業は遅々として形にならなかった。そのくせ売上計画だけは変更もされず残っていた。そして、度重なる方針変更に翻弄され、全力を尽くしてきた労力はいとわれず、結果が出ないのは僕の責任だという通告だけがその人からは降りてきたのである。

当の本人はプレッシャーから逃れるべく会社に来ず、出張三昧。

以来僕はその人の指示に従うことを止め、自分の信じた通りに営業を行い結果を出した。リーダーの問題を同じように感じていた仲間と上層部にレポート。その人は組織長を更迭され会社を去ることになった。後にその人はプレッシャーのあまり、人に責任をなすりつけたことを謝罪してきたが、壊れた関係性は二度と戻りようもない。

その人が愛していた会社もいい形で卒業できなかった。僕は大事なメンターを失ってしまった。あれは今思い出しても残念な出来事。二度と見たくないな…