Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

変わっていく女

女性は、娘が女となり、結婚をして妻となる。そして子供が生まれ母になる。次第に変わっていく存在なんですよ。それに引き換え、男は全然変わる機会がない。仕事のことなんて、所詮自分一人で苦しめばいいだけ。子供が学校に行きたくない、虐められた…こういう悩みに比べたらね。

子供の問題というのは、自分のモノなのに自分では動かせない内臓みたいなもんですよ… 私も大変でした(上村恵美子)


そうなんですよね。

男性において唯一変われるチャンスというのは、結婚を行い家庭を持ち、変わっていく女性に向き合うことぐらいではないかと思うのです。

かつて、男は「所帯をもって一人前」と考えられていた時代がありました。僕が社会人になる前の世界です。でも、それは外形的なことよりも、全く異なる価値観、考え、悩みを持つ人間を受け入れ、対処できるようになってこそ男として一人前なのだ…という内面的な観点で語られているのではないかと思うようになってきました。

一人自分の事だけを気にしていればいいなんて、実に簡単だし色々な意味で薄っぺらいのです。ちょっとしたことに直ぐに傷ついたり、覚悟が足りなかったり。何より、人の気持ちを想像する観察眼や想像力が足りなかったりする。

最悪なのは、家庭を持ったのに独身男みたいな好き勝手な生活を送っている人です。飲みに歩いたり、週末はろくすっぽ家にいなかったり。こういう人は、所帯を持っても人を理解する力がまるで身についていない。それでもって、軽々しく浮気なんてするんです。

最近、マネジメントというのは愛がないと務まらないと思うようになってきました。好き嫌いでやっちゃだめ。感じたことを直ぐに口にしちゃだめ。自己犠牲が当たり前。時にカミさんや子供と同じスタンスで向き合うことが必要なんだろうな…