『日本は失敗しても再チャレンジできない環境にある』
というある生徒の意見にこう返していました。
・本質的な問題は「新卒一括採用」を止めること
・この仕組みでは、メインストリームに乗れる機会が大学卒業時のワンチャンスしかない
・ここを逃すと駄目だとわかったら皆しがみつくしかない
・そこで掴んだチャンスが向いていない人だって多いはず
・やってみて向いていないと思ったら、学びなおしと新たな就労ができる世の中にすべき
・先進国で新卒一括採用をしているのは日本位なもの
・このシステムを変えられるのは政治でしかない
・だが自分は政治に行く機会は喪われてしまった
・政治は万人から信頼を寄せられることが必要であり、自分はその立場にはない
・スキャンダルの後、8ヶ月は外に出られなかったが、その後海外36カ国歴訪の旅に出た
・住みたい都市ランク1位メルボルンでは6週間滞在
・敢えて石礫を投げられる日本に帰らず、ここに留まることも頭をよぎった。その位居心地がよかった
・でも三週間あたりで、異なる感情が生まれてきた『暇だ』と
・ゲームの設定でいえば、生まれてきたときから『スーパーハードモード』
・イージーモードで生きることが自分の目的では無いのだ…と気づいた
・そこで自分は敢えて批判を受ける日本に戻ろうと。自分しかできないことがあるから
いい話でした。日本は一度失敗した人を徹底的に叩き潰してしまう。その結果、惜しい人を無くしてしまったと感じました。家族全員、同じ意見でした。
また、ニートの問題や女性のM字カーブの問題も、新卒一括採用が元凶という思いを新たにした次第。
70歳までの就労を義務にするのであれば、新卒一括採用と解雇規制は無くしていかないと、この国は挑戦しない、できない人たちで活力が失われてしまうよね。