Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

ハブとしての使命

完全なる対立軸であり、融和できない状況を喩えるものとして『水と油』という言葉があります。ただ決して交わり合えない水(酢)と油においても『卵黄』という基剤(乳化剤)が加わるとマヨネーズという最高の食材が誕生します。

異質なもの同士を分離させず、いかに融合、融和を図っていくことができるのか。これは、人間関係や学問分野を跨ぐ科学などあらゆる領域において意識しなくてはいけないこと。

僕自身は、いつも交差点に立ちたいと思っています。IT、会計、戦略、組織人事という異なる専門領域を見てきた人間だから担える立ち位置であり、様々な事からインスピレーションを得たいという指向性からしても、繫げていくことの方が内在的な喜びが生まれるから。

先日、メンバーが受けてきたリーダーシップスタイルを診るアセスメントを受けました。赤(支配型)緑(分析型)青(貢献型)の3種のリーダーシップスタイルの特徴において、僕の場合はそれぞれの要素を少しずつ持ち合わせている中間色(HUB)タイプであるという結果でした。

メンバーからも僕のタイプはどれかと一つに決めるには推察しづらく、HUBという結果には納得がいく…という意見でした。

僕自身のキャリアや内在的な欲求から見ても、中間点にたち異質なものを繋げていくという立ち位置は、相応しい場所なのでしょう。そして、HUBの使命としては、対立関係を生み出すのではなく繋げていく役割を果たすこと。

昨年は多くの仕事を抱える中で、この使命を上手く果たせない時期が続きました。多くの人からの相談、期待、意見を受けるHubの立場において繋げられない、コンフリクトが生じさせることの問題を在り在りと肌で感じたわけです。

異なるものを対立項として扱わず、ブリッジングハブとして繋げていく。

この場は、エモーションジャーナルとして、感情を綴る場であり、リフレクションジャーナルとして気づきを綴る場。カタルシスやリフレクションを経た上で、繋げる使命にいかに昇華できるか…かなと思っています。

最後までお目通し頂きありがとうございます。
今年もよろしくお願いします。