人間が変わるには3つの要素しかない…と大前研一さんは言う。
1番目は時間配分を変える。
2番目は住む場所を変える。
3番目は付き合う人を変える。
最も無意味なのは「決意を新たにする」こと。
自分を変えたい…とか。出会いがない…とか。新しい自分になりたいとか。結局思ったり口にしたところで何も変わらない。
肥満の友人がいると2-4年以内に肥満になる確率は171%になる。ベトナム戦争の従軍兵の麻薬使用率は50%だったが、離隊後の使用率は1%以下。人間は、環境の奴隷であるということを如実に示すデータである。
ロクな異性との出会いが無かったり、自分のやりたいことができない、成長できないと考えるのであれば、真剣に転職を考えるべきだ。我慢して同じところにいて嬉しいのは、上司だけなのだ。
僕は浮気はしたことはないけど、会社との付き合いというのは比較的柔軟に捉えてやってきた。実際にそれでよかったと思ってる。
会社や専門テーマを変えることは、場所、時間配分、出会う人を丸ごと変えられる絶好の機会である。ポーカーでいえば、ロイヤルストレートフラッシュの役が作れそうだったら待ってもいいけど、ロクなど手札がない、目指す役を狙えないなら早いうちに全部交換するに限る。
でも、30歳を過ぎると臆病になる人が多いよね。そして、何もしない選択をする、5枚のカードのうち1枚だけを交換して役を待つという姿勢では何も変わらないのだよね。残念ながら。それって、犠牲を払うほど欲しくないというスタンスそのものだから。
No pain , no gain.
変化を恐れ、失うことを恐れ、傷つくことを恐れている人は、結果何も変わらないで不遇を嘆くだけなのだよね。