Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

サーキットラリーではなく、サファリラリー

僕はコンサルティングプロジェクトは、冒険ツアーのパーティーだと考えている。この言葉にはいくつかの意味が込められている。

・未知の領域を探索する中で発見があること
・未踏の領域は先人が歩いた地図がないから試行錯誤で時に辛い時も多くあること
・辛いときも、発見があったときも仲間がいた方が乗り切れるし、喜びも大きいということ

僕は、コースが定まったサーキットを人より早く周回して順位を競うサーキットドライバーは性に合わない。コースも定まっていない、チェックポイントとゴールだけが定まっている砂漠のサファリラリーが好きなのだ。

前者はF1だし、後者はダカールラリー。F1は単独のドライバーだけで争うけど、サファリラリーは、ドライバーとナビゲーターのコンビでレースを行う。パラメーターが無数にある中で局面を見極めるインスピレーション、息の合ったコンビネーションが勝利の鍵を握る。

僕が行いたいコンサルティングは、ゴールを定めKPIの向上に向けてPDCAを早く回すカイゼンコンサルティングじゃない。それはサーキット。僕が違和感を感じるのはPDCAや奪い合いの戦略観点でしかモノを語らない。それが正義だと信じている人だ。

そうではなく僕が目指すのは、人の喜びの創出に向けて、直感と思考を組み合わせてパスファインドするデザインコンサルティングやビジョンコンサルティング。光を当てたいのは、組織の論理だけではなく、個人の感情。それは、サーキットじゃなくサファリだから。