という人が意外と多いのです。そもそもの趣味の定義ですが、熱中できるもの、時間を忘れて没頭できるもの…となるでしょうか。能動的な行為と言ってもいいです。
酒が趣味だという人がいたとして、酔っ払うことに目的を置いているなら、それは趣味じゃないです。ただのアル中です。
ゴルフが趣味だという人において、スコアも何も意識せず、誘われれば行くというならそれも趣味ですが、受動的な趣味にカテゴライズされます。
受動的な趣味とは、いうなれば『暇つぶし』です。映画鑑賞なんてその類い。特徴としては、お金を掛けないと楽しめない。
能動的な趣味が無い人の特徴としては、自分の価値観が分かっていない。そして、決定的なのは『楽しむことに対する貪欲さ』がないことなんです。楽しむなんて、子供がすることで大人のすることじゃない…ってね。
自分らしく生きていきたい
そう思う人は多くいるけど、貴方らしさって何?って素朴な問いに答えられる人は少ない。でも、見つけ方は案外とシンプル。楽しむことを生き方の基本にすることです。子供の心を大人になっても持ち続けていくこと。
人は生まれながらに一人一人が特殊であり、それを認めて欲しいという欲求を持っています。神は一人一人を特別なものとして創りたもうた…の言葉通り。その個性が一番出ているのは、子供のとき。大人になると与えられた仮初めのペルソナに本当の自分が覆い隠されてしまう。能動的趣味は、子供心への回帰と言ってもいい。
能動性に加えて、創造性や表現というキーワードを踏まえた趣味を多くの人が持てば、会社という相対性の世界において、劣後におかれても人は胸を張って、楽しく、明るく生きられると思うのです。釣りバカ日誌のハマちゃんのようにね。
仕事だって楽しむことに貪欲な人の方が、新しいことができるはずなんですから。