キリスト教で40日というのは特別な意味を持っている。イエスが公生涯の前に荒野で40日を断食して過ごしたところから来ているのだが、受難から復活(イースター)そして昇天までそれぞれの経過期間も40日となっている。40とは試練と裁きを意味する数字なのだ。
22歳の時に患った難病で入院を強いられた期間は約40日。今回のアキレス腱断裂で松葉杖を余儀なくされた期間も約40日。面白い偶然。新たな自分として生きていくための準備期間・・なのでしょう。それにしてもですね、40日も体が自由にならないという試練というのはなかなか長かったです。
前回の時も言われたのです。大きな病気や怪我をしたとしても、その後に何の後遺症もなく治ったのだとしたら、それは生かされているということを気づかさせるための神様の啓示なのですよ・・と。
受難の40日が終わり、松葉杖という軛からようやく解かれる。空を見上げ、皐月の風を吸い込めるようになる。本当にそうかもしれない・・と思うのですよね。