分析や論理を好む人は、人を見る時に言語化、数値化されていない要素は排除してしまう傾向がある。分かりやすい話でいけば、アセスメントで分類された情報のみでその人を理解したつもりになっている。
アセスメントによる分類の仕方には様々な切り口がある。科学的で正確性が高い…アセスメント信者は、その結果でもってその人を理解したつもりになりがち。
僕自身も様々なアセスメントを受けてみたけど、結局どのアセスメントも傾向を示すことは確かだけど、人はその分類がその人の100%ではない。様々な特性の中で、比率が高いだけだし、その出方は置かれた状況やタイミングで如何にでも変わる。また、アセスメントは一断面にしか過ぎない。
だから、結果を鵜呑みにしてその人を分かったかのごとく語るというのは、実に愚かしい行為なのだ。
それは、目の前の生身の人間に興味があるのではなく、分類して分かった気になっている自分に酔っているだけ。そして、人には本当の興味がないと表しているに近い。
大切なものは目に見えない。いくつになっても星の王子さまの至言は胸に留めておきたいものだ。