Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

フリーランスは、タックスフリー

今年度の確定申告終了。


今年は国税庁の確定申告書作成ページを使いました。非常に良くできていてわかりやすい。確定申告書が簡単にできる。以前は、法人税務申告ソフトに付属の作成ソフトを使っていたのですが、市販ソフトよりもいい出来で、使う必要がありません。よもや手書きなんてありえない。公共機関もサービス向上で素晴らしいことです。


フリーランスから給与所得者となり、税務申告は圧倒的に楽になりました。かつては個人の確定申告に加え、法人決算と法人の税務申告があったからです。後者は、税理士さんを使わずすべて自分でやっていたので、申告時期は実に大変でした。(ズボラな人間ですからね)


給与所得者となり改めて感じることは、社会保険料国税地方税の圧倒的な高さです。額面は上がりましたが、手取りはガクンと減りました。フリーランスの時には、考えられる範囲で社会保険料と税金を最小限にコントロールしていました。給与所得者となると、全くコントロールができない。その差は、1年で数百万になります。ですので差し引きの手取りはフリーランスのほうが断然いいわけです。


特に驚かされるのが社会保険料の額です。多く払ったからといって年金がさほど多く戻ってくるわけでもない。今後はさらに上昇し、もらう額は減っていく。税金や社会保険料の仕組みを知れば知るほど、給与所得者というのは実に損な立場にあると思うわけです。自営業の人が、経費で損金処理が行えることも含め、可処分所得が多いというのは実に納得な構図なわけです。


給与所得者はお金の面ではさほど魅力はありませんが、大きな法人においてそれなりの資金が投下されたプロジェクトに関わったり、マネジメントの立場として様々な人と連動して大きな仕事が主体的にできるのは魅力です。特に今の環境は、ハートのいい人が多いですからね。


一生のうちで一番高い買い物は、「国」と「社会保険」。ですから、資産を守っていく観点においても生涯現役という観点でも、フリーでやっていくというのが正しいでしょうね。