Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

九十九里の夜

研修講師のお仕事で九十九里に来ています。早朝に行く手もあったのですが、始発4:50目黒ではあまりに早く。前泊を選びました。

東京から成東までは約2時間。20:45の成東海岸行きのバスには、僕と一人の女学生のみ。バスは、真っ暗な道を走ります。

宿は、お歳を召した女主人。フロントに行っても誰もおらず、呼び鈴はならせど誰も出ず。シーズンオフの浜辺のホテルは、今日泊まっている人も僕一人なのでは…暗くて人の気配もありません。後、どれくらい営業ができるのかしら…きっと、40年前は彼女も綺麗で、ホテルも活気があったに違いありません。

案の定、売りにしている屋上の露天風呂も真っ暗闇で男子のみお湯が入っている。

でもね、海鳴りを感じる天空は、満天の星空。月明かりだけがあたりを照らしています。何も遮るものもない、真冬の露天風呂からこの星の夜空を見られるのだったら。この印象深い夜のために、ここに来た甲斐があったというものです。