Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

選ばない幸せ

選べる幸せというが、選択肢が多いほうが人は幸せなのか。大切なことは、選べないほうが幸せなのだと思う。


学校、会社、恋人、パートナー。人生において大事な選択だ。これらにおいては、意図して選択肢を作らないようにしてきた。結果として、選択ができなかったものもある。でも、それで良かったのだと思う。


選択肢を作らないようにした理由は、他の選択をしたらどうだったのだろう?という後悔を生み出したくなかったから。そして、それしかなかったのだと思うことで覚悟も決まると思ったから。まあ、選択肢を持ちたかったとしても、恋人やパートナーにおいては、女性に言い寄られるような贅沢な立場になったことは一度もないし、試験を受ければどこでも合格してしまうような学業優秀、非の打ち所がないという人物でなかったことも大きいと思います。


心理学者ベリーの実験では、24種類のジャムを6種類にしたら売上が10倍になったという結果もあります。人が選択できる数には限界があり、選択肢が多いと、ストレスがたまり意思決定ができないということにつながるといえるのです。

どうせ、体は一つ。幾つもあっても最後は一つしか選べないのです。選んだ一つのことに納得感をもっていることのほうが大事でしょう。恋人やパートナーを複数抱えたりしたら、意思決定するにも出来ず、周りからも責められ無限地獄です。仮に目をつむって選んだとしても、上手くいかないと努力もせずにすぐに他の人が頭にちらつきます。なんて不幸なことなんでしょう。


服もパーソナルギアも友達も。気に入った少ないもので十分なのです。本当に愛せるものに囲まれていたほうが、人は幸せであり、不必要なものは意識して捨てていくことが、ストレスを減らし、幸せにつながっていくのだろうと思うのです。