Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

ソフィーの面影

年末が近づいてくると永らく賀状だけのお付き合いをしているMさんを想い出す。彼女は小学生の時の塾から大学まで一緒の環境だった。子供の年も一緒で、もう少しで子供も同じ学校になりそうだった。最終的には異なる学校となり、僕も彼女とはクラスや学部が一緒になったことは一度も無いので”ニアミス”な間柄のまま。


可愛い小学生の女の子が少女へ、そして魅力的な大人の女性になり、母親になるまでを見てきた。相対的に見ても綺麗な人。でも必要以上に特別な感情を持ったことはないし、そう見なされたこともないだろうけど…(大学生の時に一度デートをしたことがあるだけだ)


一時期、彼女が寄越してくる年賀状の文面には、「白髪やシミがすっかり増えたのよ」なんてコメントが書かれていた。


綺麗な人は、自分が綺麗であることを良く知っている。だから昔の姿をよく知っている人には、昔の綺麗だった時の自分とは違うのよ・・・と伝えたいのかなと思うのだけど。


僕だって同じだけ年を取って変わっているわけだし。今の姿を見たところで、綺麗な盛りの時の記憶がいささかでも色褪せる訳でもない。そう、“ハウルの動く城”でお婆さんに変えられてしまったソフィーのように。だから、よけいな心配しないでよと思うのです。