Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

武士は食わねど高楊枝

恋愛依存。誰かに寄りかかっていないといられないという人がいる。


こういう人における恋愛の目的は、自分の中にある穴を埋めること。相手への自己犠牲の愛ではない。問題なのは、誰かに埋めてもらおうと思ってもその穴は永遠に埋まらないということ。穴を埋められるのは、自分だけしかいないという原則を忘れているのだ。


こういう人同士が出逢うとロクな事にはならない。お互いに余計に穴を深くするだけ。挙げ句の果てには、相手に過度な期待をし、勝手に失望して自分と相手を傷つける。


失恋したあとの人は、こういう状態に多かれ少なかれかかっている。付き合うということを目的にするなら、容易い相手なのかもしれない。でも、自分の穴を埋めることを目的にしている相手は、本当の自分を愛してくれている訳ではないのだから、相手にするべきじゃない。共依存になるか、刹那の目的が果たされたら自己嫌悪におちいるだけ。


独身だったときは、ふられた女性から寄られる機会が何度かあった。でも、いくら相手が素敵な人だったとしても、全てお断りしていた。僕は男性としては危なっかしい雰囲気は全くないから本命にはならないのだけど、安心ができる対象だからなのだと分析している。武士は食わねど高楊枝。きっとそれで良かったのだろう。