お父さんの会社で一緒だっていうお嫁さんとっても綺麗な人だね。笑顔がとてもいいね…私も結婚したいなあ…
「結婚できるのかい?」笑
『できるよ、私』
「そうかあ。でもまず、相手を見つけなくちゃな。そしてな、相手がいたとしても今の男性は、リードしてあげないと結婚には向こうから踏み込んでくれないよ」
『分かる。責任をとりたくないんだよね』
「そうさ、自信が無いから責任のかかる意思決定を自分では取れないのさ。だから、ズルズル交際なんてしたら、何時までもそのまま。都合のいい女扱いされるからね。気をつけるんだぜ」
『確かに、バイト先の店長も8年間交際してるのだってさ。ようやく結婚するかって感じで部屋を探してるみたいなんだけど、難しいなあ』
「まあね。お父さんなんて、お金も地位もなかったけど、根拠のない自信というか、エネルギーがあったんだよね。そもそもこういうのは、計算して責任がとれる取れないって先に考えるモノじゃないからね…」
『サークルの合宿にいっても、夜に虫が出ても男子はつまんで追い出すこともできないでみんなで騒いでるんだよ…私、ゴキブリはダメだけど普通の虫なら平気だから、つまんで外に出したら、驚かれちゃった』
「やれやれ、結婚どころか虫も掴めないとは…しかも女の子の前で見栄も張れないのかねえ」
『意外とそうなんだよね。結構格好のいい男子がいたんだけど、向こうから誘っておいて高速、ガソリン、食事代を完全にワリカンにしようとするから、これはないわあ…って思っちゃった』
さて、彼女はどんな人と結婚するのかしら…