Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

成功よりも挑戦

人生とは絶え間ない死と再生のプロセス。絶えず成長していかなくては、緩慢な死に向かってしまう。


組織の死、職業上の死、肉体的な死、精神的な死

 

どの死においても共通するのは、直視するのが難しいということ。重要なのは死というテーマを直視し、それをありありと描き、その正体をあるがままに理解すること。その上で、死に至る複数の道を比較検討する。そうすれば、健全な道を歩む際の苦労と痛みはそれほど大きく感じなくなるのではないか。根本的な変化(ディープチェンジ)を遂げるための自己規律と勇気もいだけるようになるのではないか。(ロバート・E・クイン ディープチェンジ)


かなり普遍的なことを言っている。僕が扱っているテーマは、『職業上の死』なのだが。死を個人として直視した上で、自律的に変化を行い新たな自分を模索するための機会を提供すること。いわば、職業上の死と再生の冒険を始めるきっかけを提供することにある。


神話における英雄の旅とは、これまでの世界を捨て、様々な試練にあいつつも、周囲からの支援などを得ながら、新たな境地にたどり着くというものが多い。勇気を持って行動を起こし、試練の中で感じる恐怖に打ち勝って新たな自分を見出す。その大切さを寓話という形で教えている。


それは、人生というものが死と再生のプロセスであり、緩慢な死に向かうのではなく、英雄の旅に踏み出し、新たな生を得ることが人に望まれているから。マザーテレサも言っていたね、神様は成功することを望んでいるのではなく、挑戦することを望んでいるのだとね。