頂きものだけど久しぶりに新しい筆記具を手にした。アウロラのボールペン。アウロラって一本も持っていなかった。イタリア製でしょ。筆記具についての信頼性はモンブランやウォーターマンから比べると落ちるかな・・なんて印象。
メイン筆記具はセーラーとパイロットの万年筆。ボールペンは、10年越しでロットリングのマルチペン。とはいえ、せっかくなので持ち歩いて使うことにした。軸の高級感はあるし、安定感も悪くないのだけどボールペンのインクの出は、正直よろしくない。書き始めがもたつきすぎる。
結局、ロットリング同様にレフィルは三菱ジェットストリームに入れ替え。ジェットストリームは、パーカーなどに採用され幅広く普及しているG2タイプのレフィルが出たので、正規品よりもクオリティでは格上。メイドインジャパンの面目躍如。
しかし、三菱には世界最高品質のレフィルは作れても、質感のあるボディを作ることはいつになっても出来ない。若干の高級バージョンが出てはいるものの、どこまでいっても安っぽさが拭えないのですよね。
三菱の場合は、万年筆などの高級筆記具をもともと作っていたメーカーではないので、致し方ないのかな。でも、こうした構図はペンに限らず、あらゆる工業製品に言える話。こと書くという点においては性能が優れていても、所有することで気分を高揚させるデザインという性能では全く駄目なんですよね。
知性優位、感情、感性劣位の国民性が為せる業なのかなこれは。