冬休み前の最期の授業日は、Catholicの学校らしく、クリスマスウィッシングミサ。高校3年の父母だけは、司式にあやかる事ができます。
『練習凄いしたのだから、絶対来てよね!』
娘に言われたこともあり、無理くり予定を空けて参列。事前に渡されたプログラムに書いてある曲目だけを見ても、通常の学校授業で実施する合唱のレベルを超えたものであることは、直ぐにわかります。
少しでも合唱をしたことがある人であれば、この曲目の凄さはさらに分かると思います。教会聖歌隊の僕から見ても、まず歌うことはできない曲目ばかり。何せ、さらりとhallelujahが入っているって感じなのですから…(もちろんこれはドイツ語でフルコーラスですよ)
入祭唱、憐れみの賛歌(Kirie)、栄光唱(Gloria)…ラテン語女声4部合唱の歌声。若く透明感溢れるシャープな声が綺麗に重なっています。全身鳥肌モノ。もちろんミサですから、きちんと神父様が司式をとり行ってくれます。聖体拝領も信者さんだとできます。
1時間40分のミサ。僕が今まで参列したミサの中でも、聖歌隊の歌曲の量、質でダントツでした。こりゃあ、練習は相当大変だったはずです。
『私、合唱なんて嫌いだもん!』
毎日早起きで練習させられていた娘がそう言うのも分からなくもない。とはいえ、離れてみるとこれだけの高いレベルの合唱をした人だからこそ、合唱の素晴らしさを彷彿してくれるはずじゃあないのかな…と思ってます。