Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

年齢差別の人事制度

リクルートでミドル・シニアのキャリア自律支援事業を立ち上げに参画したとき、僕は40歳でした。ファーストクライアントは定年延長・廃止を検討していたA社、セカンドクライアントはバブル期入社世代を大量に抱え業績低迷に喘ぐB社でした。 B社においては、…

自分らしく生きることの危うさ

人はみんな、それぞれに役割を与えられて生きています。その役割をこなすことと、自らに正直であることは必ずしも一致しません。というか一致しないことの方が多いかもしれません。人は多かれ少なかれ、その不一致をうまくすり合わせながら生きています。 で…

カルトのロジック

世の中というものは自然であり、それぞれがあるがままに存在している。そこに対して良いも悪いもないのが原則。 一方であるがままの状況に対して、ある一定の尺度で物差しを当てはめると、良い状態と悪い状態というものが生まれてきます。さらには悪い状態と…

夏のリトグラフ

80,90年代のアルバムジャケットを飾ったグラフィックアートを集めた展示会を銀座で見てきた。大瀧詠一さんのアルバムを手掛けた永井博、山下達郎さんのアルバムを手掛けた鈴木英人… 鮮烈な青色を基調とし、強い夏の光線に照らし出された南国の風景を切り取…

モノカルチャ環境の存在意義

女子大の存在意義とは何だろうか・・ということを最近よく考えます。共学校よりも女子大の方が男子に遠慮するということがないためにリーダーシップが育つ・・という意見があります。確かに、女子だけの学校では必然的に女性の誰かがリーダーを買って出るわ…

ルーキーイヤーのアパートメント

結婚したのは社会人4年目の事。若かりし日は誰でもそうだとおもうのだけど、当時は給料が低かった。PwCは初任給こそ高かったものの、その後給与はほとんど上がらなかった。外資系でランクアップしていないからそれも当然であるのだが、オフィスが恵比寿ガー…

言葉という釣り具

『貴方は魚を捕る漁師ではなく、人を採る漁師になりなさい』 新約聖書には、イエスが漁師として魚を捕っていたペトロ、シモンにこう呼びかける一文が出てきます。『人を採る』なんて表現はいささかきつい表現と思うのですが、人の心を掴み導く人になりなさい…

関心の輪から抜け出る

趣味と仕事の決定的な違いは、仕事は必ず不を抱えた『相手』がいるということ。相手の「不」や「価値」など考えもせずに、ひたすら自分の気持ちの赴くがままの行為というのは趣味なのです。 赴くがままの趣味も相手に価値や感動を生ずることだってあります。…

マルチライフライン

組織の立ち上げリードというのは、家計を支える家族の父親のようなものだ。僕の子供と同じ年齢のスタッフもいる。それぞれが家族や自分の夢を抱えてここに集っている。 自分の言葉、表情、行動は皆に見られている。影響性は想像以上に大きい。自分がコトを産…

トラックボールマウスの効用

リモートワークが多くなり、重い鞄を背負う機会も少なくなりました。さらには、コンパクトで軽めのTUMIのバックパックを購入したこと、定期的に整体に行くようになったことで、ひどい首と肩凝りからはほぼ解放されることになりました。1月にはひどい首こりか…

大人になること

新制度導入に伴う新給与計算オペレーション。一人一人通知する給与通知は、ミスがあってはいけない。特に新しい等級と給与の変動が生じた社員にはデリケートな措置が発生します。 クライアントのこれまでの計算は若干トリッキーで、エクセルと給与システムの…