Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧

裁量労働制法案に思うこと

厚生労働省の提示したデータの不正確さによって、紛糾している裁量労働制拡大法案。裁量労働制は不可避の議論だが、労働時間の削減を梃子に法案を通すのは危うすぎる。 データは真実なのか誘導するための操作があったのかは定かでない。ただし、人間心理の観…

タッグパートナーはFemale

タッグパートナーは女性であることが多い。 それぞれタイプは違うのだけど、互いの持ち味を上手く出す動きが出来ている。俯瞰して全体を見て、大きな論点を拾う僕。スケジュールや細かい箇所に目配せをして抜け漏れなく仕上げれくれるのがパートナーといった…

モテない人の性

異性の目に映る自己の見積というのは、いつごろ形成されていくのだろう。僕の場合は、大学生時代までにほとんど形成され、以降はアップデートがかかっていない。だから、おとなになってから『そんなはずはない、ぜったいモテると思います』とか面と向かって…

友情の哲学

『自分を愛し、孤独を味わえるもの同士が、幸運にも出会うことが出来たなら、そこに生まれる友情こそが素晴らしい。お互いそれまで一人で考え、考え深めてきた大事な事柄について、語り合い、触発し合うことで、いっそう考えを深めてゆくことができるんだ。…

コーディネートは妻目線

普段着や仕事着を問わず、服選びの自主権が確立されていない。勝手に選んで着ていようものなら、粉々にならんばかりに怒られるのである。 『貴方はとにかくダサい。一緒に歩く身にもなってよ。とにかく、男は女の見立てに素直に従えばよいのよ。私のパパもそ…

知らないものは愛せない

仕事とはいえ、”愛している、好きなものや人のために頑張ろう”というのが根っからの動機になっています。ですから、相手の顔の見えない仕事でとにかくやれというのは、得意じゃありません。 好きになる、愛していくためには、相手を知ることから始めていくこ…

ベーシックトラスト

ベーシックトラスト=基本的信頼。自分自身はかけがいの無い愛されている存在であり、なにか障害あってもきっと乗り切っていけると想う感情。 この感情が欠けていると、ネガティブ感情に常に囚われ行動が阻害されてしまう。特に、人間関係を上手く構築してい…

パーティが苦手

最近、明確にわかってきたことは、多数の人が集う場は得意でないということ。人数としては、6人以上の場でわっとやったあとには、いつも終わったあとに徒労感というか、虚しさみたいなものが残るのです。そして、場を引けたあとホッとした気分になる。 人と…

岩戸のカナリア

美しい翼も綺麗に囀る声もあるのに、いつも岩戸に隠れている。彼女は喩えるならば、『岩戸のカナリア』だと思っている。 外の様子は気になるのに、小さな隙間からそっと外を覗くだけ。もっと自信を持って自分の羽で外を飛べばいいのに… カナリアと言えば、松…

告白への誠意

過去を振り返って後悔する人間じゃないけど。 この時期になると、ほろ苦い出来事を思い出します。 それは、勇気を振り絞って告白してくれた子に、誠意をもった態度で返せなかったこと。それは中学生と大学生の時。 気持ちがなかったのならきちんと相手を傷つ…

乙女の信条

ワーママを含め女性達の多い職場で働くということは、マイノリティに立った男性においては結婚生活や女性観、恋愛関係の姿勢を常に観察されているということを意味する。 先日は、ある独身男性社員の恋愛沙汰が俎上に挙がっていた。その人は、付き合っていた…

王女の結婚

経済力や家庭に問題があるという理由で周囲が結婚を反対するというのは、どうかとは思うのです。 だけど男性の立場として、相手の幸せを本当に考えるのなら、自己の状況を冷静に判断し結婚という選択を考えるべき。さすがに今回のことはあまりに無責任な決断…

痛みを知る人

自分の周りにいて、絡み合っていく人はどこかで自分に似たものを持っている。そして、絡まることが必然であったりするのだろう。 昨年の秋口からたまたま一緒に仕事をすることになった人がいる。経験の豊富さと芯の強さを随所に感じさせてくれる女性だ。僕が…

美沙の憂鬱 2

どこか心の奥では自分の力を信じている。姿見に写る自分だって魅力が無いわけじゃない。街に出て、自分を晒せば、振り向いてくれる異性だってきっといるだろう。 大学への進学や地元に残る友人達が多い中、美沙は東京で就職する道を選んだ。家計に不安が残る…

静かにきたソリチュード

失恋を題材にした曲はとても多い。その中でも、独自の心境を描いているのが、今井美樹さんの『静かにきたソリチュード』。大抵の失恋ソングは、孤独=ロンリネスを歌っている。分かりやすいのが、♪I can stop the loneliness で始まる杏里の「哀しみがとまら…

空と君とのあいだに

『君は人一倍孤独の中で自分と向き合ってきた人なんだね』 16歳で中島みゆきさんの『空と君とのあいだに』を見事に歌いこなした琴音さん。審査員が声をかけます。人と話すのが苦手、友達だっていない。そんな彼女が唯一自分を表現できる手段が歌。 愛する人…

美沙の憂鬱

昭和風情を残す京王線S駅前の商店街。夕餉の支度に賑わう生鮮店を横目に見ながら、美沙は沈んだ気持ちを抱えて歩いていた。ここで買い物をするために新調したエコバックはもうしばらく取り出したこともない。 くすんだブロック塀に囲まれた住宅街の小道。幾…

若気の至りのメリット

自分の気持ちばかりが優先でアプローチしていた昔。当たり前のように恋愛はかばかしくなかった。 さり気ない行為で相手に気持ちを伝える、相手の顔色に感触を確かめる。駆け引きは嫌いだけど、心を通わせていくプロセスというものが分かっていなかった。 全…