Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

ゼミの授業のように

部活よりもバイトよりも大学の授業が好きだった。考え抜いて選んだ専攻領域。多くは好奇心をそそるものだった。キャンパスも好きだった。授業があってもなくても大学には毎日行っていたように思う。

数ある授業でも僕が好きだったのは、ゼミ形式の授業だった。小教室で先生やクラスメートと討議や対話ができるスタイルが好きだった。

ドラッカーの著書の中のある著述が目にとまった。人には、それぞれにあった学び方のスタイルがある。読んで学ぶ人、聞いて学ぶ人、書いて学ぶ人、話して学ぶ人…

僕は、書いたり話しながら学ぶのが性に合っているのだと思った。そして、どうして自分のこれまでの成績がふるわなかったのか。その理由もわかった気がした。

3,4年のゼミ活動はことさら楽しかった。選んだゼミは授業で一番興味深かった経営史の教授のものだった。テーマが自分に合っていて、卒業論文を書けるというのが決め手だった。

厳しいし人気もないと思っていたら、退官した教授がいて消滅するゼミがあった影響で、志望者が多かったこともあり、僕らの代は人数がことさら多かった。


それぞれが異なるテーマで研究を行う。その様々な発表を聞いて意見をし、討議をするのは最高に楽しかった。メンバーが多様で人数が多いことは幸いだった。お陰で関心の幅がぐんと広がった。こういうことができる仕事を選ぼうと思った。


僕は仕事でも大学のゼミように対話や討議をしたいし、採用する上では討議や対話ができる人間が基準なんだよね。