『Enjoy!』
アメリカのレストランでは、サーブされた後に決まってこう声をかけられる。Enjoy…初めて向こうを訪れて耳にしたときはなんかとっても新鮮だった。
レストランだけじゃない。何でも楽しんじゃおうぜ！ってのがアメリカンスタイル。昔から性に合わなかった。笑顔を見せるなヘラヘラすんなよ…なんて辛気くさいノリでやる活動。自分で選んだものは、徹底して楽しくやりたい。
学生時代の部活はそのスタイルにマッチしていた。違和感があったのは、子供とやっていた少年野球。大声で子供を怒鳴ったり、まるで軍隊みたいだった。
仕事も同じ。楽しんでやるのが基本。いつも考えているのはどうやったら楽しくできるか。何をどうやっても楽しくできない、他にそうできる機会があるのなら、会社だって上司だって職務だって代えていいと思ってる。人間幸せになるために生きているんですから、自分の心が全ての羅針盤。
『勝つ』とか『組織のありたい姿』をいつも優先させ、個人をそこに従属させる。個人においては言われたとおりにやるとか、目標に向けてやり抜くという姿勢をことさら大事にする。
そういうマネジメントは、個人を画一的なモノだと見なしているスタイル。個の能力や成長を促すナレッジワーカーのリーダーには適切じゃないのよね。
