Homare's Diary

組織人事コンサルタントの徒然日記です

料理をする力

堀場製作所の堀場社長は、日経新聞電子版コラムで日本女性の素晴らしさとして「料理をする力」を挙げていた。

イタリアン、フレンチ、中華料理、日本料理。日本の女性は、多様な料理を手際よく当たり前のように作る力を持っている。中国に行けば中国料理のみ。イタリアならイタリアンしか作らない事からすると、世界一贅沢な食習慣を持っているのが日本人であり、それをいとも簡単に実現する日本女性というのは非常に優れているのだ・・・と。

時間とコストの制約がある中で、作る料理を決め、多様な料理を日々作るのは創造性と段取り力のいる高度な仕事。頭が悪くてはとても出来ない。

我が家などは、僕も子供もお昼にはお弁当をもっていくから。4人分のお弁当を含め日に3回の食事をバリエーションを持って作るわけで。作るだけでも相当な労力なのに、内容にも日々変化を持たせるというのは、相当に知的な作業だと思う。

妻は凝りだすと止まらないので、料理やお弁当のレパートリーを拡げるために、図書館から山のように本を借りてきて研究をしており。全く持って頭が下がる。堀場さんの言っていることはごもっとも。。と思ってしまう。

妻に限らず、料理の腕に磨きをかけている女性は多いと思う。
一方で家事というのは、ビジネスと違って人と比べた大きな賞賛や評価は得られない。だから高等教育を受けた女性は、家庭に収まって家事を行う事は、自身のあり方として相応なのかという悩みを抱いてしまうものだけど。

そうした優れた女性がいるからこそ、日々の贅沢な生活が成り立っているのでしょうし。彼女たちの存在こそが日本の底力とも言えるのでしょうね。